たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる 12話 (最終回)

閉ざされた空間で完全復活を遂げた魔王。オスヴァルトが助けに入り、エルザらと力を合わせたフィリアでも歯が立たない。しかし元祖聖女のフィアナの魂が力を授けてくれて、魔王を再び封印する。地上に戻ったフィリアにミアが喜ぶ。ジルトニアは被害を受けたが王とフェルナンドとで復興していく。フィリアはヒルデガルドを訪ね、自分の出生のことや父親のことを聞き、母として和解する。しばらくしフィリアとオスヴァルトはバルナコルタに戻るが、一ヶ月後、聖女の会議があり、再びフィリアとミアとヒルデガルドは再会、さらにマーティラス家の姉妹も現れ、フィリアを師と仰ぐグレイスにミアはライバル心を燃やす。穏やかな日が戻り、オスヴァルトと過ごすフィリアはオスヴァルトから送られる愛の言葉に喜びを感じるってお話。
魔王戦は少し苦労したが、まぁ負けることはないだろうと思っていたので、無事魔王を封印。その後の話を丁寧に描いてくれたのは嬉しかった。
全体を通して。すごく楽しく見れた。聖女が優秀ゆえに追い出されるという話は前クールでもあったし、最近は追放される王女みたいな話も多いのだけど、フィリアは完璧ゆえに、追放先がいい人たちだったら、その後苦労をするという話にすると不自然で、むしろ母国に残された妹が孤軍奮闘するというところの描写に力を入れたのは上手いと思った。また時々入るギャグの表情のテイストがいい感じで、深刻なようで、ゆるく見れる感じも良かった。結局この話はユリウスが一番の元凶で、あまりにもどうしようもないので、逆に話的には先が見えていた。フィリアとミアはそれぞれオスヴァルトとフェルナンドといい感じになっていたのだけど、婚約とかいう話にならなかったのは、もう一押し欲しかったなぁ。もともとユリウスとフィリアが婚約していたってことは、聖女と王子が結婚するのは違和感がない世界なはずで、だったら、この2組は婚約までしても良かったんではないだろうか?。
男女の好意は、お互いを尊重する形で描かれいているが、ミアとフィリアの姉妹愛は結構強くて、愛情という意味ではそちらの方がメインだったが、ヒルデガルドが出てきて親子の愛の話も入り、結構愛に溢れた話だったなぁと思った。
話的には綺麗にまとまっていて続きはないのだろうが、気持ちよくて、サイドストーリーでもいいので、また見たいなと思った。どうもありがとうございました。