アセイラムの王位就任宣言に戸惑う火星騎士。地球も停戦協定と受け取る。スレインはその様子を見,共に戦っていた騎士らを地球に投稿せよと告げ一人つき基地と運命をともにしようとする。しかし一部の部下と騎士がスレインと運命を共にする行動をし,デューカリオンとの戦闘を続けるのを見スレインも出撃。そして伊奈帆と戦う。伊奈帆はスレインの攻撃をしりぞけ,そして一緒に地球に下りる。戦争は休戦しアセイラムはアルドノアの力を地球に分け与えることで友好を築く。スレインは地球軍に捕らえられる。殺して欲しかったと伊奈帆にスレインはいうが,伊奈帆はスレインが生きることがアセイラムの願いと告げる。こうしてアセイラム,伊奈帆,スレインはそれぞれの道を生きる…という終わり。
スレインは死なず,伊奈帆がアセイラムと結ばれることも無いというのは意外な終わり方だった。でも伊奈帆とアセイラムが結ばれないというのはリアリティという意味ではそうか。切ないなぁ。
あとデューカリオンのメンバーが火星騎士と互角に渡り合うのは,伊奈帆のデータがあったからにしても少しやりすぎな気もする。まぁライエとか鞠戸の話は思わせぶりなところがありつつ,あまり十分には描かれなかったなぁ。レムリナはどうなったんだろう。ヴァースと地球が友好になったということは,ヴァースに引き渡されたのだろうか。
いろいろと複雑な話だったってこともあり,後日談が十分に描かれないと把握できない部分がいろいろ残っている。まぁでも瑣末な話と言えばそうか。OVAとかで後日談でもして補完した方がいいのかな,とも思う。
話の展開が見えなくて緊張感がありとても面白い作品だった。全体の感想はまた別途。