たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

revisions リヴィジョンズ 12話 (最終回)

ムキューが死んだ事で渋谷は2017年に戻る。しかしそこに大介はいなかった。そして慶作の体を手に入れたニコラスは,様々な時空に現れていた。一方大介は自分が幼少の,ミロにあった時代に飛ばされていた。大作は子供の頃の自分たちに会うが,そこで攫われていたのは大介ではなく慶作でさらったのはミロだった。それを止めに行く大介。しかしそこにニコラスが現れる。ニコラスが欲していたのは慶介の体だが,なぜか何度やっても大介が絡んできていた。そこで大介はニコラスと戦うが,結局慶作が一緒に滅ぶ事でニコラスを止める。大介はマリマリ,ルウ,ガイの助けもあり渋谷に戻る,そこでミロとは別れる。かくして渋谷は元に戻った…という話。
濃い最終回。ここで並行世界の話をもってくるのか。まぁ複数の世界線があるのは兆候はあったのだけど,こういう風にすると急にSF色が強くなる(笑)。結局のところ複数の世界線があったという事で,過去の矛盾もそれに包含されてしまうのだけど,子供の頃の大介をさらったのはニコラスだったのか?,ミロだったのか?。ニコラスがラスボスで諸悪の根源だったのだけど,ニコラスはずっと存在していたのか?。
結局のところリヴィジョンズもアーヴも全貌は描かれず,末端であるミロくらいしかわからない。ちょっと面白かったのが,ニコラスはともかく,ふざけた名前のムキューとかいうのが「無窮」であり,名前が格を表していたという事。
いろいろと強引な展開だけど,最終回ですべてが大きくひっくりかえる,という事を実現するスタッフには舌を巻いた。最近はもっと前に方向性が見えてしまう作品が多いので。
すべての作品を観終わってないが,本作は,今期ではおそらく一番面白かったように思う。すべてを描き切ってないが様に見えるが,その含みも含めて良くできている。お見事という思った。