たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

BNA ビー・エヌ・エー 12話 (最終回)

暴走してみちるの噛み付いた大神だが,そこで正気に戻る。みちるはゴリラの腕になっていたため,怪我はしたが,大事はなかった。市長に導かれ,その場を脱出したみちると大神となずな。そこでミチルの血から凶暴化を防ぐ薬が作れることがわかった。メディセンで薬を作るために市長らは向かうが,アランは御構い無しに,獣人を人に戻す薬を積んだドローンを飛ばす。ミチルはドロンを追い,なずなは町の人を救いに街に向かう。大神はアランと戦う。シルベスター製薬自身が実は銀狼の家系で,獣人としての大きな力を持っており,他の獣人達を見下していた。町にでてドロンを落とすミチルだが,獣人も凶暴化していた。しかし大神の遠吠えを聞くと,冷静化することが判明。子供達をほごしていたなずなとともに,大神の遠吠えの動画を町中に流そうとライブ会場に向かう。そしてアランも襲ってくるが,大神が倒し,そして大神の遠吠えで自体は収束する。薬もでき,町には平穏がおとづれた,というエンディング。
アランが獣人だったのには驚いた。それでも獣人を人間に戻しても構わないと思ってるのは,自分だけが獣人として残ればいいと思っていたのだろうか?。ボリスも人間が化けてるのかと思ったらしっかり獣人だし,結局のところ,この話は全て獣人の世界での争いで終わった。途中からこれは人間と獣人という一種の民族問題みたいな話かと思って,この時期微妙なテーマだなぁと思っていたのだけど,獣人の中に閉じた話になったので,少し拍子抜けした。まぁでも,今ならこっちの方がやりやすいだろうけど。
ただ,ちょっとアランが獣人を人間化しようとした理由がわかりにくい。
ミチルが獣人のまま残るというのはお約束ですね。でも,自分たちが獣人じゃないという意識は残ってるんだよなぁ,だから残るのにも意味があるんでしょうけど。
全体を通して。
面白かったTRIGGERらしい作画。この枠ってCGアニメの枠と思っていたので意外なのだけど,良し。
前述の様に民族問題のテーマか?と思って見ていたのだけど,そういう意味では拍子抜け。前半はイルカの話とか,人間から見たら共感されてるのかと思いきや単に同情や卑下みたいな描写もあって,そういう方向に行くのかと思っていた。ただ人間から逃れて,この街に集まっているという問題は残っているので,描くつもりはあるんだろうか?。
あまり暗くならない様にこういうストーリなのかもしれない。
ナズナもアランもミチルに対して,良い人なのか悪い人なのかがわかりにくくて,緊張感があったのは良かった。結局アランはわりと純粋な悪人に落ちたのは,拍子抜けだけど,ナズナはなんだかんだでミチルを信用していて友達と思っているのがわかりホッとした。
世界観的にはまだ先の話も作れそうだけど,どうなるんだろう。面白い作品をありがとうざいます。