たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

3月のライオン 10話

ある日,零のもとに香子から電話がある。会った零に香子は次の対戦相手の安井が離婚を控えており,対局の後に最後のクリスマスをするという。対局で零は安井がミスで劣勢になり,もち返す事もなく負けていくのを見る。対局のあと酒を飲み,娘へのプレゼントを置いていく安井を零は追いかけるが,その零に安井は悪態をつく…という話。
零が歳上の棋士に勝って行くシリーズ。前回の松永は悪態をつきながらも,交流があったが,今回の安井は単純に拒絶という後味の悪いものであった。
基本的に勝者は敗者に関わったらいけない思うので,零はあそこで荷物を届けるべきではなかった。まぁそういうことが判るのはもっと経験を積んでかもしれない。安井の行動は自分勝手に見えるかもしれないが,勝負師なのだから勝負には拘りがあり,負けることが周りに迷惑なくらい悔しいというのは,ある意味正しい。もちろん家族はたまったものじゃないが。そしてその自分が勝った相手の気持ちも乗り越えるものがないと,勝負の世界では生きていけない。香子の零への行動は嫌がらせのようにも見えるが,零を鍛えているように見える。まぁ自分自身が零への敗者ということで,そういう単純なものじゃないのだろうけど。