たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

昭和元禄落語心中〜助六再び篇〜 12話 (最終回)

信之助は大人になり落語家になっていた。そんな中復活した寄席の杮落としに,挑むことに。ひどく緊張して,八雲の落語のおさらいをしていた。そして三代目助六は八雲を襲名,小夏も初の女性噺家としての地位を確立していた…という話。
丸く収まって大団円。作家先生が信之助の父親を八雲では?と言っていたが,あの当時の二人の関係から,それは無いのでは?,小夏が言わなかったのも,そうじゃないけど,そういうミステリーは残しておきたいということなんだろうか?。
松田さんが生きていたのは意外だった。八雲を三途の川まで送っていったのを覚えているってことは,あの時松田も死にかけたのだろうか?。不思議な人だ。
最後の噺,与太郎の噺が若干上手くなっていたような気がするのは気のせいだろうか。信之助の噺は,八雲を意識してるようだったが,まぁ若手。
というわけで,無事終わった。作品全体として,お話自体と,それ以外に声優の演技が気になる作品だった。声優がプロレベルの落語をするのは大変だろうなと思うけど,総じてこの作品全般では,石田彰の噺が一番上手かった気がする。特に時代時代での変化まで上手く表現していた。あと落語ではないが,林原めぐみも良かった。話自体も面白かった。ただ実際の落語はそこまで斜陽じゃなく一人の落語家で心中されるほどのものでもないので,八雲の言い分にはちょっと説得力が無かったかなぁ。
全般的にとてもクオリティの高い作品を見たという感じはあって,良かったと思う。ありがとうございます。