一つだけ,なんでも望みが適うといわれたネズミだが,特に希望は無かった。いろんな望みを想定しては,うまくいかず結局,望みがかなうということを無かったことにしてもらった…というオチ。
ネズミは普通の高校生で,学校でも寝てばかりで馬鹿にされているという日常。家族が出てこなかったけど,彼も戦士の家柄なんだろうか?。結構倫理観は高いように思えたが…。
いろんな望みを想定する行為が,これまでのキャラの振り返りになっていたのは最終回らしい仕掛けだった。最終的に落ち着いた関係性以外も,ネズミは他のものと違った接触をしていたのか。ただ結局のところ,兎の素性が明らかにならなかったのは不満。
全体を通して…。
セリフのやり取りが独特なのは西尾維新だからだろうか。ただ,この作品に限っては,今ひとつ琴線に響かず,前半で飽きてきたが,干支の逆順でキャラが死んでいくというシステムは,先行きが分かりやすく,結局,どんでん返しがあるんだろうか?という点だけが気になってみてしまったが,無かったという意味で負けた(苦笑)。
なんかヘンな作品だったなぁ…という印象。