たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

クジラの子らは砂上に歌う 12話 (最終回)

オルカは帝国での裁判をうまく乗り切った後で,有力者を脅しに出かける途中,リョダリに会う。砂クジラでは,また一人印が亡くなり弔いをする。リコスは自分が拒否されるかとおびえるがチャクロは受け入れる。砂クジラでは,印無しをつるし上げる双子が息を吐くが,オウニがとめる,またスオウは印のために何が出来るかを考え,人々を導く…という話。
死んだ印もちは誰だったんだろう?。
たくさんのシーンが描かれたがすべてが,始まりをうかがわせ,つまり「俺たちの旅はこれからだ」というのをうかがわせる。この先が続いていることをうかがわせるが,アニメでは描かれないことから本の宣伝なんだろうか?。
全体を通して。
まず思うのは,誰が主役だったんだろう?。チャクロが主役かと思いきや,彼はほとんど何もしてない。能力的なキーパーソンはオウニだし,砂クジラを苦悩の上にまとめてるのはスオウ。リコスはチャクロと絡むが何もしてない。とにかくキャラが多すぎる。死ぬシーンが多く描かれたが,ほとんど誰か判らず,ポカーンという感じだった。原作は膨大でもっと多くのキャラが活躍するのかもしれないけど,アニメでは絞り込んで描いたほうが良かったのではないだろうか?。とにかくキャラの最初にいるチャクロが,ほとんど何もしてないのが気になった。
そういう設定ではあるのだけど,子供が戦いに参加し,惨殺されていく映像は見ていてあまり気持ちがいいものではなかった。正直,ストーリも構成もあまり好みではなかったが,観続けたのは作画がとても良かったこと。それゆえにもったいないと思わざるを得ない作品だった。