たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

Infini-T Force 12話 (最終回)

Zを成仏させた後,4人は戻ってきたが,すべての世界を元に戻すというエミのエンピツの力で,消えた世界は元に戻り,そして4人も去っていく。一人残されたエミは日常を暮していく。他愛も無い生活を味わいつつ。ある日,車に惹かれそうになる少女を助けようと飛び出したエミ。子供は助かるが自分に向かってくるトラックに,自分は死ぬのか…と思った瞬間,世界が変わる。そこにはケンがいて,エミを連れてどこかに行く…エンド。
たっぷりの日常回。一人になったエミだけど,記憶は消えてない。武士の事務所も鍵をもらってたまに行っている。あそこ,家賃はどうなってるの?。あとエミはどうやって喰えてるの?。界堂は遺産を残しているって事だろうか?。日常で一旦終わり,エンディングの後Cパートは映画へのイントロなんだろうけど,まぁオマケといえばオマケ。ED前でしっとりと話は終わっている。それにしてもエミは力を有していて,そしてヒーローってあたりが映画への布石なのね。
全体を通して。
竜の子版アベンジャー。4大ヒーローはいずれもたぶん小学生くらいでリアルタイム*1で観たので,とても楽しく観れた*2。ゲーム的なCGは,冒頭こそ違和感を感じたが,ストーリに引き込まれて,あまり気にならなくなった。その分動きは素晴らしかったし。まぁサブキャラが動きも含めてマネキンみたいだなとは思うけど。
ストーリも一人の少女の成長と,そしてヒーローのあり方を正面から描いていて,カタルシスがあった。最近だとヒーローのあり方に疑問を呈する作り方も出来るんだろうけど,あえてそれをやらず,正面から昭和らしいヒーローを描いたのが良かった。最も敵が,本当の意味での悪人ではないという意味では,今風なんだろうけど。
まさに王道な展開をストレートに見せてくれた本作,とても満足感が高いものだった。ありがとうございます。

*1:地方なので多少の時間のずれはあったかも知れないけど

*2:ポリマーだけ確かだいぶ後で見たのかな。余談だけど,ガッチャマンとポリマーはここ数年MXで再放送やっていた。