たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

ハッピーシュガーライフ 12話 (最終回)

しょうこを殺したことで,さとうとしおは逃亡のために空港に向かうが,指輪を部屋に忘れたことに気づき,部屋に戻る。しかしそのタイミングであさひがやってきて,並行して叔母もマンションに放火したりしたので,さとうとしおは追い詰められてしまう。ふたりはマンションの上から飛び降りるが,さとうはしおをかばいしおだけ生き残ってしまう。しおを迎えに来たあさひにしおはさとうを思って生きると告げる…話。
うーん…。なんか妙に納得してしまった。前回までは各キャラに嫌悪感か恐怖しか感じなかったんだけど,綺麗に終わった様に思った。まぁさとうは,人を殺してるので逃げ延びてエンドは無いよなぁなので,これで可。壊れてると思った叔母が案外さとうのことを歪ながらも愛しており,さとうのために犯罪者になるのに何の躊躇もないというのは,いや,すごい人ですね。この人なんでいつも包帯まいてるんだろう?…。だれか暴力受けてる愛人がいるの?どうやって暮らしてるの?。
あさひは,うーん,なんか気の毒だよね。
しおがさとうに死のうと言いだし,生き残った後も,さとうへの愛を知るために生きている様な事を言ったのは,彼女のこれまでの精神年齢設定からすると違和感があった。幼児として描かれてきたのに,幼児はあんなこと言わないと思う。
全体を通して。最初に「純愛サイコホラー」と唄っていた通り,ホラーだった。出てくるキャラがほとんど壊れてる人ばっかりで,怖かった。ただ総じて,大人に迫害されて壊れた子供の話だと思う(叔母さんを除く)。虐待を受けてる子供には,こういう風になる可能性があると思うと震えが来る。フィクションであってほしい。
主人公のさとうは可憐な外見で知的でもあるのだけど,これまで多くの男と寝てたり,そしてしおとの生活のために残酷なことをいとわない。これまで最初から汚れたヒロインのアニメって珍しい。そういう意味での新鮮味はあった。