たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

荒ぶる季節の乙女どもよ。12話 (最終回)

り香の退学処分に抗議してミロ先生を人質に学校に立てこもった文芸部メンバー。しかし校長らは週末なのをいいことにそのまま放置して帰ってしまう。和紗の連絡で泉が来ることになったが,新菜が告白すると言い出し,動転する百々子だが,和紗も了承してると知り,自分への当てつけかと走り出す。追いかける新菜が泉への気持ちを口にしたその時泉がその場にいた。はっきりしろという百々子だが泉は和紗が好きだが,新菜に性欲を感じると答えてしまう。くだぐだな修羅場になった和紗は戦おうといい出すが,ミロ先生の助言により色鬼にしようという。心の色を探す鬼ごっこになり,それぞれが想いを伝えたい相手を追い,気持ちを吐き出し,そして朝を迎える。お互いに吐き出してスッキリした文芸部は,学校中にり香の無実を書いた紙を張り出し,それを多くの人が目にする。そして季節は変わる…という最終回。
無事終了。
これまで大人ぶっていた新菜が,結構子供っぽい間抜けな女の子になっていたのが興味深かった。この子,実はこういう子なんだよなぁ。和紗は天然だけど結局泉とうまく行って美味しすぎだろうという気がする。百々子は話を回してくれたが,この子自身は報われなかったなぁ。まぁ恋愛に対してまだ子供ということなのだろう。そしてちゃっかり彼氏を作り大学も行ったり香はちょっとずるくないか?(w。そもそも文芸部をお堅い部にしたのもり香だろうに。そして一番話をドライブしたひと葉は面白キャラだったけど,ちょっと報われなかったかなぁ。彼女がうまく作家デビユーできます様に。あと,ミロ先生と富多先生が結婚するのは,ちょっと早すぎでは?。あの時点で付き合ってる様には見えなかったが。
全体を通して。
女性作家が書いた思春期の女子の群像劇ということで,リアリティがあるのかないのかわからないので,当初戸惑って見ていた。でもネットで男性の童貞ギャグの女性版と聞いて,コメディとしてみればいいのかと思う様になった。ただ少女たちが性に翻弄されてるのが,自分からは子供に見えるので,ちょっと痛々しいなぁ,とも思ったのだけど,最後の終わり方は爽快感もあり良かった様に思う。まぁ男の思春期も痛々しいからなぁ。
女子高生で性的な感じというと,萌えアニメやハーレムものとして山の様にある中,それと全く違う切り口で描いてたのが,とても興味深かった。今シーズンもたくさんありますよね,変態〇〇とか,そういうのと全然違う。こっちの方がリアルな女子なのかな?とも思うが,まぁ女子じゃないのでわからない。
面白いものを見せてもらったと思う。原作も終わるらしいが,原作と同じ終わり方をしたのだろうか?,そこだけが気になる。