ミミナシの女王として暴れるミュー。様々な人がいろんなことをするがうまくいかない最後にエコヲがミューに呼びかけて収めてしまう,とうい12話と,その後ミミナシと人間が共存して,ミューとエコヲが神格化されてる世界の話の最終回。
2話分話数がついてるが,1時間じゃなくて30分。後日談に話数番号を振った感じ。
ロズが,ミミナシと仲良しであるところから,ミミナシを駆逐するんじゃなくて,共存というオチは既定路線だったのね。自信のなかった田舎の少年が,やらかして神格化されてるところはエウレカと似てるし,その後いなくなるところも似てるけど,エウレカはその後の展開が重いからなぁ。ミューとエコヲが幸せになれれば良いが。
ミミナシのミミが羊のツノみたいのは羊というより,貝殻の様にも見える。そっちの方が,「音」というテーマにはあってる。
全体を通して。
話が全くわからなかった。結局ミミナシとはなんだったのか,ミューの正体はなんだったのか。音楽がない世界だったように思うが,音楽というものは結局できたのか?。プレーヤーもなんだったのか。そのへん分からないまま,なんか事件が起きて,解決した様になってる。ミミナシが元人間なら,全員人間に戻るというオチもあり得るんだけど,そういうのでもないのだろうか。
とにかく音楽にこだわった作品で,しかも今の音楽ではなく70年代あたりのロック〜プリンスやニルバーナあたりまで。あぁ,でもロバートジョンソンもいるのか。BGMだけではなく,キャラも音楽に絡んだ名前にしているが,まぁキャラ付けまでそれっぽくしてるのは殿下くらいか。なんとなく音楽に絡めることに手いっぱいで話がうまく回せなかった印象がある。
作中のBGMもそれっぽい曲にしていた気がするが,あまりちゃんと把握してなかった。毎回エンディングの曲も変えており,まぁとにかく音楽にはリソースを割いてるなとは思った。
その分ストーリーが破綻してたのが勿体無い。奇をてらった話にせず普通にやればよかったんだじゃないかなとか思う。
ただ音楽をネタにしてるのに,音楽がない世界というのは斬新で,プレーヤーてミュージシャンみたいなものか?と思ったらそうでもないし,主人公たちが音楽をやるというわけでもなった。
ストーリーをもう一度追ってみようとは思わないのだけど,BGMとエンディングを聞くために,もう一度最初から見てみようかな?とは思った。
微妙な作品だけど,意気込みは伝わりました。