たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

NIGHT HEAD 2041 12話 (最終回)

黒木,霧原兄の前に立ちはだかる本部長。しかし奥原晶子が現れ,その兄弟を殺してはいけないという。奥原の発言を無視してタクヤ,直人を葬ろうとする本部長だが奥原に撃たれる。奥原は君枝が化けたものだった。タクヤと直人は弟たちのところに行くが,もう手遅れだという。そこで再び見たものは,子供の頃に霧原兄弟が保護された時に自らを切り離して生まれたのが黒木兄弟で,黒木と霧原は分身みたいなものだった。一緒にいることをでパラドックスが起きると知った直人直也は自分たちがこの世界を去るという。霧原兄弟が去ることで,世界は元に戻る。黒木兄弟は戻った東京で両親が生きていることを知る。訪ねた時に君枝が現れ,黒木兄弟が両親を殺したというビジョンを見せるが幻であることを看破。君枝と黒木兄弟は別の道を歩むこととなる。そして両親は生きていてタクヤユウヤと再会する。一方霧原兄弟はタクヤとユウヤが子供の頃の時代に飛び,二人が保護されたあと両親が殺されそうになったのを助ける。そしてまた二人はどこかに行く。タクヤとユウヤの残った世界は,保安隊による締め付けも緩和され,進んでいくって話。
霧原兄弟がなぜ黒木兄弟の両親とあっているビジョンがあったのかの種明かしは最後,未来の話だった。
本部長は奥原を信奉してるのに奥原の制止を振り切ったのはなぜ?と思ったが,君枝のなりすましということに気づいていたってことだろうか?超能力キャンセルが能力ならそうかもしれないが,銃に撃たれるのは甘すぎる。君枝はラスボスかと思ったら,案外お互い妥協して別れるというのは意外だった。
霧原兄弟はどうなったんだろう?みんなが旅立った世界に渡ったのか,世界を漂流してるのか?。黒木と霧原がコピーで片方が漂流となると,これはSonny Boyか?。っていうか,なんか元々御厨たちが霧原兄弟をこの世界に残したのが諸悪の根源だったのでは?。まぁ確かに残ってる何人かを二人があっちに送ったというのはあるけど。
黒木兄弟が残ったこの世界が最後に描かれたので,能力を信じる人たちが渡った世界が,本当にあるんだろうか?,それは概念のだけの世界になってないか?とかちょっと心配になってきた。天国のようでいて,体が失われる世界とかSFの定番だし。

全体を通して。
昔実写でやっていたナイトヘッドは話題は知っていたが見たことはなかった。今回のアニメ版はストーリは面白かった。でも,これ30年くらい前に日本のTVで実写というのは,どうだったんだろう?という気もした。CGに金を使えるハリウッド映画ならともかく,日本のTVドラマだとなぁ。そういう意味では,今の時代にアニメでリメイクされたのは良かったんではないだろうか?。まぁ実写でも今ならお金があるならCGで結構なものは作れるだろうけど。
つまり,SF的なストーリとアニメがうまくマッチしていて,良いSFになっていたと思う。キャラの人物像とか言動には多少違和感があったが,それはアニメらしくない部分だったのかもしれない。
なかなか楽しめる作品だった。