たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

大正オトメ御伽話

感想を書いてなかったが,結局全話見た。
金持ちの息子珠彦は右腕が事故で動かなくなったことで父親から役立たずと烙印を押され,千葉の別宅で一人暮らしをさせられる。何もかも嫌になってペシミストとなった珠彦の元に,身の回りをするために,借金のかたとして,夕月がやってくる。夕月の優しさ,献身さに珠彦は少しずつ心を開く。そんな二人の周りにもりょうやその兄弟たちまた珠彦の妹珠子などがやってくる。最初攻撃的であった人たちも夕月の人柄に惹かれ,仲良くなっていく。そんな中東京に出かけた夕月が関東大震災にあい珠彦は探しにいくという話。
結局のところ微笑ましい珠彦と夕月の純愛ロマンという感じだったが,大正と銘打ってるからには,時代背景にこだわりがあったのだろうか?。家のために役に立たない子供は不要という珠彦の父親の考え方は,前時代的とは言えるが,働かないでも食べていけるだけのものと家を与えていて,なおかつ金で買ったとはいえお嫁さんまでつけるというのは,あの時代をしてもリアリティがあるものだろうか?とは思った。いや,町に放り出すわけにいかないから軟禁するというのはあるだろうけど。
ほのぼのしていい話だったのだけど,やっぱり夕月がお金で買われてきたという経緯は少し引っかかった。原作は先があるようだけど,この辺は解決するんだろうか?。あとりょうの親も酷くて,なんか貧乏だからって子供に働かせる親が出てくる話が今期は他にもあったので,なんかさらりと流せないなぁとは思った。
と,引っかかるところあるけど,ほんわかと見てる作品ではあった。