山田と話していて女子部屋に入ってしまった市川。布団に隠れていたが出られない。山田と接近するが，男子生徒の覗き騒ぎに乗じて部屋を出ることができる。翌日，京都を散策する市川たち。山田のオーディションが気になる。山田は市川と一緒に回りはしゃぐが，表情が腫れないことに気づいた市川が，オーディションのことを指摘する。そして山田のおかげで，山田がいなくても大丈夫になったといい，山田への好意を告げる。山田はオーディションに行く，修学旅行の後，オーディションから戻った山田は図書館で市川に告白。二人は相思相愛で付き合うことになるという最終回。
なかなか激しい展開の最終回。そしてまだ伝えてなかった本人へ気持ちを伝える。もっとも市川も山田も山田も親には気持ちを伝えていて，自覚はあるのだから，あとは本人だけって感じだった。
中学生同士の恋愛の心の機微を丁寧に描いているすごく良作品で，見ていてこちらが毎回照れくさくなるという感じだった。前クールは距離感の変化を丁寧に描いており，お約束ではない展開が良かったが，今回は市川がクラスの中で，友人を作っていくところ，また両家の家族との関係も描いて，市川の世界が広がっていくところも描いていた。
前クールが終わったときに，もう描くことないのでは？と思っていたが，今期も見事に見所を作って１クール描き切った。流石に今回は続編の紹介はない。ただ原作は続いているようである。この二人のこの先を見たい気もする。見ていて感情がいい感じで揺り動かされるいい作品でした。
