凄腕の魔法使いザガンは悪友のバルバロスに誘われ奴隷市に行く。そこで売りに出されていたエルフに一目惚れをして全財産で購入してしまう。しかしザガンはコミュ障で，好きな子にどう接していいかわからない。エルフのネフィももともと虐げられた境遇だった事で，優しいザガンに惹かれていく。加えて，魔法使いを危険視する聖騎士シャスティル，竜の少女のフォルなど加わり…。という話。
感想を書いてなかったけど，結構気に入ってみていた。タイトルからラブコメなんだけど，聖騎士や教会とのいざこざ，バルバロスの裏切りを和解や，フォルが復讐として襲ってくるとか，結構重たいトラブルが多いが，出てくるキャラが基本的に善人であることと，誤解によるものが多く，最後は和解する。もしかしてこの世界には悪人はいないのか？と思ったが，最初に善人と思われていた司教だけ悪人だったのは意外だった。
基本的にザガンとネフィが相思相愛なのに，想いを伝えられず，赤面するのを見る作品だった。結構派手な戦闘シーンもあるが，なぜかほのぼのしておりゆっくりとした時間が流れているという感じ。結ばれる前に娘ができるというのもなんかいい。個人的には奴隷として買ってきた異性と恋愛する話は，引っかかるところがあるんだけど，ネフィは生まれた村でも迫害されていたので，その辺は，抵抗が少ない作りとなっていた。
あと，エンディングのイントロのギターのフェイザーがレトロでよかった。
楽しめました。
