たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

ガールズバンドクライ

2話以降感想を書いてなかったが,ずっと見ていた。音楽ものはいろいろ思うところがあって,感想を書きにくいというものもあったんだけど,この作品については,主人公があまり好きになれずに,書かなくなった。ただ主人公の性格は確信犯で,必要性があるものではあった。なので,最後の方になると,だいぶ気にならなくなった。ただ最終回については,主人公ではなくライバルで幼馴染のヒナの言動もちょっとあんまりな気がして,またそこで引っかかってしまった。
まぁそれはいいとして,本作は高校を不登校になってやめた仁菜が上京し川崎に住み,そこで退学前から勇気をもらっていた,バンドダイアモンドダストのギタリスト桃香と知り合い,バンドを作るという話。桃香はダイアモンドダストがアイドル路線になったのに耐えられずに脱退し,バンドはやめるつもりだったが,仁菜とあったことで再びバンドをすることにする。そして大女優の孫でありながら,音楽をやりたいすばる,別のユニットで活動していた智とルパと合流してバンドとして成長していくという話である。
とにかく仁菜が自分の思いが強くて,相手に押し付ける。納得いかないと噛み付くとかなり問題がある性格。すばるにも「正論大魔神」と言われている。その上人見知りもする。正直いうと子供である。ただその性格の強さが,バンドの原動力になっている部分もあって必要な設定になっている。桃香は一度バンドを諦めてるのため,及び腰の部分もあるが仁菜が強引に桃香を巻き込んでいたりする。
まぁ正直このバンドはすばるとルパがいなかったら早々に崩壊するバンドだよな(笑)と思う。それくらいすばるとルパはバランサーになっている。
で,こういう作品でいつも引っかかるのが,これまでバンドとか歌を一切やってなかった仁菜が桃香や他のメンバーを納得させるには,仁菜の性格の強さもあるけど,やっぱりボーカルとしての技量が抜きんでていないといけないと思う。それを作品から感じるか?というところがまずは引っかかるのである。
もちろんボーカルは訓練された技術以外に,声質のように生来のものもあるので,それゆえに素人でも目を引く場合もある。ただそれを仁菜から感じるか?ということである。それをいうとダイダスにいた仁菜の知人も,オーディションで採用されたようだが,やっぱりそうだったら秀でたうまさが必要な気がする。
今回の声優はミュージシャンをオーディションで選んだようなので,確かにそれなりに美味いのだけど,できればもう少し圧倒的なものが欲しかった気がする。
あと,最終回の前で,メジャーデビューにつながる手応えを得たのに,最終回でまた壁にぶつかったのは,少し残念。もしかしたら続編を作るつもりなんだろうか?それともそんなにトントン拍子で行くものではないという風にしたかったんだろうか?。続編を作らないなら,嘘っぽくても,もう少し希望がある最終回でも良かったようには思った。
ということで,すばる推しです(笑)。ありがとうございました。