あぁーもー,一体何だったんだ…。
溢れたリナクスを吸収するクラウとクリスマス。ヴィントはただの人間に戻り,クリスマスは一人スイスの家に戻る。昏睡から覚めたクラウは天箕博士の家へ。クラウはリナクスが入る前のクラウに戻っていた。一人ぼっちになってしまったクリスマス。そして10年後…。
- オープニングなし。成長したクリスマス?…。いやそんなことやられても,すぐわかるんでしょ?。
- クラウがすっかり女らしくなっていて,驚き…。髪型が変わったわけじゃないのに…。仕種とかなのかなぁ…。
- リナクスが入っていたときのクラウは別人格だった。
- なぜクリスマスはスイスに帰ったんでしょう?。天箕博士とクラウと一緒に過ごすって解はなかったの?…。
- リナクス部隊のリナクスも含めて全部リナクスはいなくなったの?。
- アヤカは結婚して子供が出来たらしいが…,相手は不明。
- 人間に戻ったクラウも子供が出来ていた…,でも相手は不明…というか,やたら「みんな結婚して幸せになりました」的な描写が多いの何故?…。
- 最後のアレは,クリスマスの中からクラウ(幼年バージョン)が出てきたってことでよろしいですか?。
こういうのはせめて三話くらいにわけてやってくれたら,まだ感動するのに…。結局リナクスを元の世界に戻したクラウは,リナクスが憑依する前のクラウに戻っていて,クリスマスと一緒にいたクラウとは異っていた。なのでクラウは天箕博士の元に戻り,一人になったクリスマスはスイスの家に引き取られるが,クラウを失った喪失感をもったまま大人になる。そしてある夜,クリスマスの中からクラウが出てきた(?)…。そういう話なんでしょ?。でもリナクスを返したクラウがすっかり元(別)人格になっていた…っていうのも,少しは引っ張った方がショックはあるし,一人になったクリスマスのところに再びクラウが現れるにしても数話引っ張った方がクリスマスのところを訪ねた元のクラウが「あなたのこと覚えている」って言ったときに,グッと来ると思うし,幼年クラウが再び現れた*1ときもカタルシスを感じると思うんだけど…。いきなりタネをつくって,その場で種明かしされたようで,ポカーン…。
…で結局のところ,リナクスは何だったのかは語られず,無理やりどこかへ行ったことへ。クリスマスが憑依する元がないのに何故現れたかも謎だし,最後にクラウを作り出したのも謎…。そもそも以前から何度も書いているように,クリスマスが現れる前のクラウは「対」無しで力を使っていたし,今のクリスマスも「対」はいないけど力がなくなったわけじゃない。そもそもクラウとクリスマスだけ他のリナサピアンと違う…ってところの謎が全く解けてない…というかその謎自体が認識されてないのに違和感を覚えます。「なにも考えてませんでした…」ってことですか?。
なんかこの設定だったらもっといろいろ描けると思うし,どうして実際に描くとこうなるの?…。もったいなぁ…。
*1:あれは幻かも知れない…という感じで終わってもいいし