たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

クローズアップ現代 ブンガクに異変アリ!?

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku2005/0503-2.html
昨夜のもの。録画して見ました。若手の作家がたくさん出ている…っていう話。ライトノベルを取り上げるのかと思いきや,あまりそういう雰囲気は出さずあくまでも一般の小説という枠組みにしていた気がします。ただし文体にメイル等の文体の影響,マンガ,歌の歌詞の影響が見えるという話。
はてなのキーワードで回ったら結構苦言をいってる人多いので,ちょっと驚きました。まぁわたしはマンガやゲームやアニメはやるけど小説はほとんど読まないので,部外者ですけど…。先日の日曜のオタクの話同様一般向けへの説明だから中から見たら頓珍漢な部分が出るのは仕方なく,むしろNHKはこういう記録をきちんと残す姿勢があることに感心しましたけど…。民放って文化を消費することしか考えてないしなぁ…とか改めて思いました。
まぁ書いたようにわたし自身取り上げていた小説をいっさい読んでないので,あまり文句も賛同もできないのかも知れませんが,以前からいわれていた「若者の活字離れ」については「嘘つけ」と思っていたので,それをNHKが認めてくれただけでも良かったです。…って別にNHK全体の意見じゃないのでしょうけど:-p。それと今の20代前半より若い世代が「未来は悪くなる」という中で育ってきたっていうのは,「あぁなるほど」と思いましたよ。少なくともわたしが10代前半までは「未来は科学技術で明るくなる」っていうメッセージを世界は本気で流していたので,たしかにわたしのその辺の思いを今の若い人にぶつけても伝わらないのかなぁ…と。まぁぶつかる壁が昔は見えていた…という話については…,少なくともわたしの世代はもう見えなかったなぁ…。わたしは高校生の時に既に「無気力」とか「新人類」といわれた世代なので…。
あと文学って「文学」なんですかね…。なんで「学」がつくんだろう?…。美術や音楽には「学」はつかないのに…。なんか「学」がついているので高級なもの…とかいう様な雰囲気があるのだと思いますが,そもそも明治大正で口語表記になった時点で大衆芸術になった気がするんですけどね,小説って…。そもそも中国では「物語り」は「小説」というくらいで,あまり格が高いものではない…って意識だったって聞くし…。