- やっぱり馬鹿で片付けられるヴァン。
- 走馬灯走るのにエレナの顔は出ず。
- 初めましてカルロスです...って本当にずっと目が覚めてなかったのか。
- カイジ,最後にキター。。。
- ファサリナとミハエルってあれで死んじゃったのですか?,すげーなぁ...。
- カメオデカイ。万丈登場。
- 再会,ヴァンとウェンディ。これもまたタメもなく。
ヴァン,かぎ爪に一旦は倒されるものの,お約束で復活し,かぎ爪を倒し,かぎ爪一味の計画は頓挫。ってだけといえばだけの回でしたが,何となく面白かったです。かぎ爪が最後までヘラヘラしていて,ヴァンを友達にしようとか言っていたりして,結局何がやりたかったのかよくわからなかったのですが,ウェンディがミハエルに言ったことが結局的を得ていたようなきがしないでもありません。そのミハエルもウェンディに撃たれて,ファサリナと一緒に落ちてきた岩の下敷きに,っていうサッパリさには驚きました。ヴァン,一旦去るものの数年後に成長したウェンディのもとにふらりと現れ,っていうあっさりさも,実は単に尺が足りなかっただけかもしれませんが(^^;),何となく新鮮な感じが。
....というわけで,ちょっと後でもう一回見直すか感想巡回して追記すると思いますが,とりあえず,今はこんな感じで。
[追記]巡回してきました。
やっぱり絶賛されてますね。わたしもそう思います。あっさりとしたエンディングもやっぱりあれで良かったなぁ…という感じ。
ちょっとかぎ爪について考えると…,やっぱりかぎ爪は狂人だったのではないか?…という気がしてきました。かぎ爪のやろうとしていたことの説明が結局無かったのは,やっぱりかぎ爪がやろうとしていたことは単なる妄想だったのでは?…と。途中計画に疑問をもち脱走をしたスタッフの話がありましたが,つまりあれはあの集団がきちんと目的を説明されてない事を表してます。では,なぜあの集団はかぎ爪についていったのかというと,かぎ爪がすごい技術力を持ってたからなんでしょう。じゃぁなぜ持っていたかというと,かぎ爪はおそらくマザーから送られてきた最後の囚人で,マッドサイエンティストだったのではないか?…と。そして護送はコールドスリープで行われていたため,その事故でマザーからの交流が絶えたずっと時間が経った後に目が醒めたか…,もしくはこの惑星にたどり着いた後に,看守を全員殺し,そしてまたしばらくスリープしたのかと。故にかぎ爪は元々狂った天才科学者だったため,かぎ爪の計画もどこまで実現性があるのかも良くわかりません。かぎ爪の狂った夢をこの惑星のみんなに見せるくらいの事は可能だったのかも知れませんが…。ちなみにエウレカセブンの三賢者をちょっと思い出しました:-p。
ウェンディとミハエルの会話をちょっと振り替えると,結局のところかぎ爪の集団が見て想像してる世界は所詮綺麗な役所の中で机上検討されている政策に過ぎず,ウェンディが旅をしていろんな見識を深めているのに比べると,ミハエルが夢見る幸せは,全く説得力がないものであるのだとう思います。だから表で馬鹿同士が戦ってるところの裏にウェンディの会話を持ってきたのは,うまいなぁ…と思いました。ちなみにかぎ爪を殺したのはヴァンですが,計画を止めたのはジョシュアと言っていいですよね。シリーズ終盤の複数のキャラが同時にいろんな役割を演じるところは見事だなぁ…と。
そして,ミハエルとファサリナの死のあっさり感,ヴァンの去るときのあっさり感,そして再会のあっさり感…,それらはすべて計算された,薄さだった気がします。エンターティメントであることを良く理解してつくってます,カイジの最後の登場も含めて:-)。
「馬鹿って言う人が馬鹿なんだからね」って言われるこのご時世(?),ここまで正面切って「馬鹿」を連発し,馬鹿で押し通したアニメも珍しい。馬鹿アニメの馬鹿じゃなくて本当に馬鹿だという。馬鹿っていうのも大事なことだ…と思わせる作品でした(本当?)。