たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

喰霊-零- 12話 (最終回)

喰霊-零-」感想
黄泉と神楽の最終決戦。圧倒的な力の黄泉。しかし黄泉は自らの真の望みが神楽への想いでることにより,神楽に切られる…そして2年後,神楽は対策室で戦っているという話。
原作はしらないのですが,最後の布陣は原作のキャラってことですね?。
というわけで,最終回。衝撃の1話から最終回まで,まったくだれることなく,緊張感を維持したまま突き抜けたのは実にすばらしいといえるでしょう。遊びの回もまったくなかった。あえていうと1話か?(^^;)。
魔物と戦う抜刀少女ものといえば,そうなんですが,黄泉と神楽の百合姉妹に話の焦点を絞っていて,しかも悲劇であることを2話で視聴者に示してから走らせたため,途中の百合描写も,切なさをもってみることになるという非常にうまい構成でした。エロさの中に滅びの切なさと美しさを視聴者に意識させるという手法はすごいなと改めて思います。女性同士の愛情で,一方が一方を守るために愛する相手に殺されるという終わり方はよくよく思い出すと,神無月の巫女と同じ終わり方なんですが,その構成ゆえに,より文学的な世界になっていたのではないでしょうか?
作画もまったく息切れすることもなく,姉妹の美肌描写も,魔物のグロ描写も妥協なくすばらしかったと思います。
確かに,今期はまだ残ってますが,一番の作品かもしれないなぁ。スタッフの皆様ありがとうございました。