思えば3月くらいにタワーレコードのジャズコーナーにアニメの絵が飾ってあって，なんだこれ?って思ったのがこの作品のタイアップCDの広告でした。
前も書いたけど，私自身がヘビーなジャズファンであること，また九州出身であることから，近すぎて些細なことが気になるんじゃないか?と心配だったのですが，皆無でした。
ジャズの演奏が，ジャズ風じゃなくて本当にジャズであること，その演奏を活かす形で作画がされていること，その音と絵のクオリティのすごさにビックリ。ジャズに興味がない人にもジャズをカッコイイと思ってくれた人が多いようでよかったです。良く考えてみたら薫がジャズ初心者だからもっとジャズの薀蓄を教える様なつくりにも出来たでしょうが，そういうのはなくて，あくまでもシーンとしてのジャズの描き方をしながら，でもきちんとしていたっていうのが良かったのかも知れません。
…なんか音楽話を書いてしまいましたが，アニメというかお話としてはベーシックな話ですが，非常にコンパクトにまとまっていて良かったんではないでしょうか?。奇をてらったところもないのですが，そこがリアリティにつながっていたように思います。
少女マンガ的な題材でしたが，アニメファン以外にも勧められる良作だった気がします。
スタッフの皆様ありがとうございました。
