ユリウスに自分の視覚を預けたスバル。ペテルギウスの攻撃をユリウスは押し返しついに倒す。そしてペテルギウスはスバルに憑依。ここで，スバルは死に戻りを口にする。現れた魔女に拒絶されたことでペテルギウスは絶望に倒れる。村に戻るがここで竜車に爆発物が残されていたことに気づく。それがエミリアの竜車であることから，エミリアの元に向かおうとするが，ユリウスはもうぼろぼろ。オットーの竜車で森を突っ切り行くことに。しかしそこに祟り神になったペテルギウスが襲ってくる。苦戦するスバルだが，魔女の福音書を投げつけついにペテルギウスを倒す。エミリアの竜車に追いついたスバルは乗り込み爆発物を取り出し，遠くへ。その際に，エミリアに気持ちを伝える。爆発で気を失ったスバルだがエミリアの膝枕で目を覚ます…という最終回。
ペテルギウスの祟り神がまんま祟り神で笑った。かれのしつこさは終盤の数話すごくて，そういう意味では本作の詩勲章ではないだろうか。一方，お話としてはエミリアとの和解をクライマックスとしたが，ここ数話レムがまったく出てこなかったのが，なんとも不憫であった。素直に良かったね…といいづらい。
全体を通して，2クール，毎回続きが気になるというか，楽しみに見れた作品でした。でも，スバルが失敗するターンと成功するターンがあまりに違っていて，ダメなターンはすべてがダメだし，上手く行くときはとんとん拍子なのは，ちょっとなぁ，と思うところあった。そういう意味では終盤のペテルギウスの憑依の失敗は意外性があってよかった。
主人公に好感があまり持てないところは，ある意味新鮮。ただ周りにいい人が多すぎる。そういう意味ではできすぎ。というよりも出てくるキャラが多くて前半で活躍したキャラが後半まったく出てこないのは，どうしたものか。まぁ原作はまだ続いているので，今後まったくかかわらないってわけでもないんだろうけど，なんか，もったいない。
とか，突っ込みどころが多いのだけど，さっきも書いたとおり，今期では一番次週が楽しみな作品で，テンションがさがらなかった。原作にあるほかのエピソードもアニメ化してほしい。どうもありがとうございました。
