祭りの準備をする由乃たちに隣の市の菓子屋から協賛の申し込みが来る。たずねて行ったら,閉校式に来ていたOBで,恩返しもかねて協賛をしたいとのこと。間野山に支店を出したいとのこと。有名店でもあり盛り上り商店街に店舗を貸して欲しいと,会長にも協力を得るが,実際に貸してくれる店舗がなくうまく行かない。空き店舗を持っている人に理由を問うが答えてくれない。臨時の商店街の会に由乃たちも呼ばれるが,だれも協力する態度を見せないことで,会は膠着する。しかし由乃は多数決で無理やり進めるのではなく,みなが納得する形で進めたいという思いを伝え,結果協力を得る…という話。
集会での議論と真希の舞台練習をシンクロさせる演出がなかなか面白かった。
それにしても結構シビアなテーマを扱ってる作品になっている。店舗を閉めてたくわえと年金だけで暮せば良いから,いまさら新しい店舗とかいらないという年寄りたちと,現在経営中の店舗との確執を取り上げ,商店街の問題をここまでリアルに扱ってる作品ってあっただろうか。
みんなの気持ちを聞く事で協力を取り付けた由乃というとりあえず解決は,ちょっときれいごと過ぎる気もするが,仕方ないところか。一つ問題が解決したところで間野山市の消滅問題。ここで,盛り上がって次回最終回か…。