ヴァイオレットは手記人形の養成の学校に入る。タイプ速度も文法も抜群に優秀なヴァイオレットだったが,人の話を聞いて手紙にするのが出来ない。落ち込んでいたヴァイオレットだが,一緒に学校にいたルクリアはそのヴァイオレットをつれ一番景色のいいところへ連れて行く。ルクリアはトップの成績で学校を終えたが結局ヴァイオレットは課題をクリアした証のブローチをもらえなかった。しかしルクリアはヴァイオレットに本当に伝えたい相手に手紙を書くことを進め,そしてルクリア自身が,兄へ気持ちを伝えられないことを語る。ヴァイオレットはそんなルクリアの気持ちを汲み短い手紙を書き,兄に渡す。戦争から帰ってきて落ち込んでいた兄は涙を流す。そのことをルクリアは学校の教官に伝えるとヴァイオレットは修了のブローチをもらえた…という話。
いい話だった。ヴァイオレット,10分くらい話したのを1文にまとめるタイプだな(笑)。
それにしてもルクリアがかなり親切な子で,ヴァイオレットは特に誰かとかかわろうとしてないのに,ルクリアのほうから絡んできて,ブローチまでもらえるように手配してくれた。今のところ,この話に,悪い人はほとんど出てきてない。なんか綺麗な国の話のようだ。