たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

魔法使いの嫁 24話 (最終回)

カルタフィルスの事情はわかったものの,だからと言って多くの人を傷つけたのを許せないチセは,カルタフィルスを殴らないと気が済まない。しかし灰の目邪魔もはいる。ようやくエリアスとルツと妖精の協力もあり,カルタフィルスをとらえる。腹を刺されたチセは倒れるが,エリアスの治療で数日後目を覚ます。お互いの行動に苦言をいうが,今後話し合おうという。チセはアンジェリカのところに出かけたり,ステラのパーティ等に出かける。そしてウエディングドレスを着て,エリアスの前に現れる…という話。
あれだけ苦労していた,チセのドラゴンの呪いやカルタフィルスの行動がそれなりに丸く収まってしまったのは,かなりご都合な気がした。特にチセの左手は龍のままだろうが,オッドアイは戻ってしまった。体にカルタフィルスの呪いを示すものを残した方が説得力があったんではないか?という気もする。
チセはカルタフィルスを許さなかったが,それなりに受け止めた。今期は,3月のライオンにしても,宇宙より遠いところにしても,「許さない」という落とし方が多いな。ちょっと興味深い流行のように思う。
全体として,キャラクターがかなりユニークで,主人公であるチセやエリアスも欠点だらけというのは,結構面白い世界観だったけど,ギャグに落とすときの微妙な間が良くないとの,キャラデザで引っかかるものがいくつかあったのが気になった。それよりまず第一に,エリアスがチセをお金で買った目的が嫁にするため…というのが,ものすごく自分的には受け入れ難く,それゆえに最後に,チセが自らウエディングドレスを着て現れるサービスも,素直にいいシーンと思えなかった。なんか自分は勘違いをしてるのだろうか?。そういうところを除くと,比較的面白い作品だったと思うのだけど。
ただ人が生きるって,そういうことでしょ?と言われると反論はできず,まぁそういう人の奇麗じゃない部分を,他にも描いている作品だから,それこそが狙ったところだったのかもしれないとも思う。