記憶喪失の少年黒井宗矢はメイド服の銀子と巨大猫の先生と一緒に暮らしている。転校先では委員長の高天原のぞみがなぜかかまってくれる。ある日宗矢が学校にいる時，巨大飛行物体が近所に現れる。それは自衛隊のミサイルも効かず，攻撃した自衛隊員は精神攻撃を受け退散してしまう。その飛行物体に立ち向かう謎の7人組。攻撃受けながらも，敵を倒す。それを見ていた宗矢は銀子に呼び出され，戦いを終えたその謎の男を攻撃するように言われる。先生と一体化し戦っているうちに，宗矢は，その相手の力により，家族を失ったことを思い出す…という話。
水上悟志原作，ただし2か月前に漫画も連載が始まった同時進行なので，先は見えない。私は水上悟志は大好きで「惑星のさみだれ」も「スピリット・サークル」も読んでいるが，既存の原作ではなく，アニメ化のために原作を起こすとは意外だった。ちなみに，水上悟志はすでにアニメ全話のネームを切ってるらしく，アニメのシリーズ構成もやってることになる。なんかすごいな。原作は現在5話で実は読んでるのだけど，1，2話だけ見損ねた…と思ったら，少年画報社のページに1，2話が試し読みできるようになっていた。アニメ1話は，漫画の1，2話に当たっていたが，本当に台詞はそのまんま，細部はアニメ独自の演出が入っていた。
さて，全体的にしっかり水上ワールドが再現できていてうれしい。絵が緩いし，ギャグも入るが，結構重たくて熱い話になるのではないか?。主人公が結構怪しいというか悪に加担させられているように見えるが，水上作品って善悪の構造が複雑になってるケースが多いので，そんなすんなりいく話でもないだろう。
とにかく今期一番の期待。原作は，すぐに追い越されちゃうなぁ…。
