たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

ReLIFE 14話~17話 

千鶴は新太に対するもやもやに戸惑いつつ,気持ちを確かめる行動に出る。学校は学園祭であり,千鶴や新太他のメンバーで喫茶店をする。千鶴は自分が新太に好意をもっているという結論に至り,了達に告げるが,真実は何も告げられないという。そしてReLIFEの実験終了後,高校生たちに対する記憶は残るものの,ReLIFEの被験者に対する記憶はお互いに消えてしまうという。そして実験が終わり,千鶴も,新太もお互いの正体,お互いの気持ちを知らないまま,元の20代に戻る。二人は実験終了後,約束通り就職を斡旋され新しい生活を始めるものの…,という最終回。

ネットの配信を見ていたら,ReLIFEのTV放送の続きがある事に気づき見た。もう3年くらい前だろうか。OVAで出ているらしいが,ネットを見ると,原作が終了してるわけでもないらしい。ってことは,このエンディングはオリジナルなのか?。
ReLIFEは,仕事に失敗しひきこもりになってしまった様な20代の若者が,ReLIFE研究所に目を付けられ被験者にスカウトされる。それは薬を飲み,高校生の様に若返り,1年間高校生として生活するというもの。実験終了後,身体は元に戻り,一緒に学園生活をした高校生からは被験者の記憶は消えるというもの。
タイムリープとかではなく,薬で若返ることにより,高校生をリプレイするという,タイムリープの無いリセットものの様な感じが不思議な設定である。でも体が若返る薬は良いとして,クラスメイト全員から記憶を消すっていうのは,ちょっと無理じゃないか?という気がして,これはやっぱり一種の魔法だな,という気がする。それにReLIFE研究所が一体何の目的でこういう実験をしてるのかも明かされない。
さて,そういう設定であるものの本篇の13話までを見たときは,高校生に戻った20代の新太よりも,むしろ本物の高校生であるクラスメイトのエピソードの方が濃く描かれていた気がする。新太はむしろ精神的には大人であり,彼らを一歩引いた目で見ている様なポジションで,恋愛ごとにも巻き込まれないでいた。ただ終盤で千鶴のからみが出てきて,新太も千鶴を意識するようになったが,千鶴がもう一人の被験者である事を視聴者に明かしてのTVシリーズの最終回であったため,どうも不完全燃焼的な印象が残った。
このOVA版4話は,そういう意味では新太と千鶴の関係を重点的に描いており,話の畳み方としてはきれいに終わっていて,満足感は十分にあった。まぁでもこの手の話だと,こういう展開になるよね,ということで意外性は少なかった。つまり「君の名は。」の路線。
それでも全般的に落ち着いた作風であり,時々流れる90年代後半のヒット曲が,私の年代には,琴線を刺激する感じであり,今回もララララブソングが流れたときは,ちょっと爆笑しそうになった。
まぁそんな感じで,実はちょっと忘れかけていた作品であったが,配信サービスのおかげで,自分の中でもきれいに畳む事ができた。機会があったら1話から見直してみたいと思う。あと原作がどうなってるか知りたい。