二人にサイドニア・フェスのメインステージに出ないかと声が掛かる。とはいっても,人気バンドオメガの行動が読めないため,オメガが出られない時の保険という扱い。しかし10万の観客ときいて二人は舞い上がり,チューズデーは目を回してしまう。当日,いろんな有名人を見て興奮の二人だが,実際ステージに上がると,オメガではないので罵声を浴び,その後オメガの登場で途中退場となった。傷ついた二人だが憧れの歌手クリスタルが声をかけてくれて,元気を取り戻す…という話。
今回は多くの歌手が出てきて歌を披露して,とても面白かった。特にクリスタルとスキップは音楽的にもよく,また人間的にも良い人,という感じであった。この作品,結構音楽に力入れてるのがよくわかる。
二人のステージは代役ということでオメガファンから罵声を浴びることになった。ここで続けていたら声援を受けるようになった,というような安易な話にしなかったのは好感が持てる。まぁクリスタルのフォローは優しいよなぁ,とは思うが。
AIが曲を作る世界と言われてるが,結構人間の歌手多いし人気もあるのね,と思った。もっとも作曲はAIなのかもしれないが。
スキップがベーシストで歌いながらベース弾くスタイルは,純粋に音楽としても個性的。あの声だったら喋るの声もちょっと違った人だった方が良かったかなぁ。まぁでも裏声で歌う人いるから,ああいうのもあり得るか。