たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

映像研には手を出すな! 9話

文化祭で映像研の作品は好評を得たが,利益が少ないということで殺到した他部からの依頼を金森氏は全部断る。自分たちで作品を作り,即売会で売ろうと言う。街に出て文化祭に来ていたラーメン屋に行く3人。金森は子供の頃,親戚の店で手伝いをして,金儲けの仕方を学んだが,店が潰れていくのも見ていた。店を続けるには客を引きつけ儲けることが大事と悟った金森。宣伝をすると熱く語る。浅草氏は芝浜を舞台にした作品を作ると言う。企画を進めていくうちに,自分がやってることは演出であることに気づく,という話。
今回も面白かった。金森の子供の頃の話が出てきたのは良い。拝金主義にもなんか大切なものを残したいという気持ちがあるのだなと感じた。
浅草氏が演出に目覚める。これまでは世界観構築という感じだったが,表現の方にこだわっていることに気づいたか。何れにせよ,この3人やりたいことがはっきりしてるのは強みだと思う。なにかやりたいと思っていても,具体的に方向性を見つけてない人が実際は多い。だから効率が悪い。この3人は金森氏は金儲けだし,水橋氏は動きの表現,そして浅草氏は自分が作った世界,そして演出を今回意識した。方向が決まれば若いエネルギーは効率よく燃える。金森氏のバランサーとしての能力も相当なもんだし。金森氏は拝金主義だし交渉力もすごいが,人を嫌々腹かせるようなことはしないんだよなぁ。やる気を削がない。それがすごいマネージメント能力だと思う。