たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

巌窟王 2話

ペッポの死んだ魚のような目がステキ。……で,ペッポって男だったの?…。

ルナの街でアルベールと知り合った娘ペッポは盗賊の一味で,アルベールを拉致。盗賊は友人フランツに身代金を要求する。金の工面に困ったフランツはモンテ・クリスト伯爵に助けを求める。殺されようとするアルベールを庇うペッポ。盗賊のもとに駆け付けたクリスト伯は盗賊に「巌窟王」を名のる。脅える盗賊。盗賊からアルベールを救ったクリスト伯はパリの社交界への案内をアルベールに頼む。舞台は地球へ…

誰にも肩入れしたくない感じが妙な感覚。視点が客観的だからか?…。フランツは金の工面に苦労したが当のアルベールは無邪気というか,自分の軽率な行動を反省してなくて,金持ちの世間知らずという様相。それに妙に「所詮金持ちの世界」という雰囲気も感じる。前回謎だったクリスト伯も多少表情を見せ,まぁこれからクリスト伯の復讐が始まるのだろうが,その際どっちに肩入れするか?…という意味では現状ニュートラルにつくっているところはうまい。それにおそらくフランツがアルベールを思う気持ちにモンテ・クリスト伯は昔を思い出していた様子で,その辺でクリスト伯の内面が描かれていたため,「怪物」感が多少和らいだ。
盗賊は「巌窟王」という名に脅えた。盗賊に刺されても平気だったモンテ・クリスト伯は一体何者なのか?…。
「三ヶ月後」「この時」と妙に時間を強調したセリフ…,何か意味があるのか?…。次回のタイトルも日付だったが…。
話の進行はゆっくりだったが,登場人物の人物像が描かれていた回だった気が…。原作が古典なせいかお話的には正統的で,ギャグを挿入するとかそういうアレンジもしてないので,実は視覚的効果の点を除くといたって地味なのね…。その分深みが出てくることを期待しますが…。そんな印象でした。