たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

comic新現実vol.3にて「忘却の旋律」脚本の榎戸洋司氏インタビュー

載っております。大変興味深いです。comic新現実は前号で「戦時下のアニメ」として「忘却の旋律」を絶賛していたので,それに続くインタビューです。
榎戸氏によると氏が忘却の旋律の仕事を受けたのは三年ほど前で,その時にはコンセプトが少年漫画的であることとタイトルくらいしか決まってなかったとのことで,ヒロイン*1を「忘却の旋律」という名前に主人公を「ボッカ」としたのは榎戸氏だそうです。
氏によると「モンスター」とは,猿人から人間になっていくとして,「人間が人間である条件は社会をつくること」「社会をつくる時に,本当は存在しているのだけど,存在してないことにされているもの」,例として「死」を挙げてますが,「人間社会が出来た際に,元々存在していた何かをモンスターというふうにカテゴライズしてしまわないと,人間社会が成立しない」とおっしゃってます。過剰に強化された「規律」もモンスターと言ってます。
ちなみに美少女牧場は脚本にはなく,コンテの大畑氏の意図とのことです。カラオケボックスもそうらしい…。
このインタビュー結構ボリュームがありおもしろいです。フリクリとかの話も書いてますが,わたしは見たこと無いので,この辺は良くわかりませんでした。

*1:ヒロインは最終的には小夜子でしょうけど