たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

交響詩篇エウレカセブン 全体を通して

書くと言って書いてないので…。といってもなんか言葉が出てきません。一年間もやってたので,細いところを書き出すと幾らでも書けちゃうし,最後に結局きちんと説明して(とは言っても,矛盾らしきものも多い)いったので,残したなぞや,世界観についても特に書くこと無し。そういう意味じゃキレイに終わった作品ともいえます。一番の謎は「結局セブンって何だったんだよ?」ってこと(笑)。
まぁ一番良かったのはエウレカですね。もともと不思議ちゃんは好きなんですが,不思議ちゃんから始まって,ヤグされて(笑),最後にはベタベタになった。かわいい女の子です。考えてみると男はみんなガキ,女はステキだった気がします。特にゲッコウステートの男はみんなガキでした。女性はタルホが吹っ切ってからは,すごく好感が持てるようになったし。
過去の作品からのインスパイヤとかが多いとか,音楽が…とか,あちこちで書かれてることに関しては特にわたしは気になりませんでした。でも確かに若いスタッフが意気込んで滑ってる…っていう部分はあったとは思います。でもそんな作品は幾らでもある。結構おもしろいと思ったのは,暗い話が続くと叩き,明るい話になると喜ぶアニメファンが多いことの方。そういうものなんだ…と。でもとにかく結構叩かれてるときは叩かれてる作品という印象もありました。でも最後終わったら,結構いろいろ語られていたので,好きな人多かったのね…と(笑)。
最終話とかを見直していて終わったのですが,この作品に限らず最近の作品って家族をポジティブに描いている作品が多いように思います。わたしが子供の頃って,男の子の場合,親や家族は衝突するもの,超えていくもの,旅立つもの…という視点の作品が多かったように思うのですが,この作品は最終的に嫁さんと子供をつれて実家に帰るってオチですから(^^;)。まぁ父親との確執も当初はあったのですが,再開したときにはそれは氷解してるし…。わたしが子供の頃までは,大人になったら都会に出て独り立ちして核家族…っていうのがモデルだったのが,今は少子化晩婚化が問題だから,そういうのに配慮してるんですかね?…とか思ったりも。レントンが惚れたエウレカを真剣に守ろう…という姿勢もきちんと健全に恋愛しなさいよ…って言ってるようにも見えます。そういうメッセージ性に関しては結構真面目なんだよなぁ…。
ただ初期に関しては新入りのレントンへのイジメや,ホランドの暴力が結構ひどくて,スタッフってかなり倫理観低いんじゃないの?,と思ったりしたこともあったんだけどなぁー。。一番の不満はこの辺で,あとはそうでもありませんでした。
まぁそんな感じで,一年間やってくれたわけで,一年やり続けるとそれなりの力が出るよな…という感じはしました。期待が多いのかキャンペーンとかもすごかった気がしますが,でもちょっと空振りだったような:-p。ただ,ちゃんと終わってくれて良かったです。でも枠消滅ですけどね(^^;)…。
ふと…,歴史的なターニングポイントや試金石やマイルストーンになるような作品は…なかなか出てこないなぁ…と思ったりも…。
[追記]とか書いていたら,下記を発見しました。
http://d.hatena.ne.jp/izumino/20060407/p2
「嫁さんをつれて帰る」じゃなくて「旅立ち」だった模様(^^;)…。全然読み解けてないじゃん→オレ。で,結局「セブン」は謎のママ…。