野ノ尾さんに猫の件を頼みに行く美空。帰りに菫が倒れたとケイから連絡がある。ケイの記憶を見せて欲しいという美空は，2年前にリセットしたケイとのキスを見る。菫はチルチルの夢の中にいて，ケイは訪ねていく。そこでゲームをする。その後，美空が菫と会う。菫はケイが石になったとだますが，美空は見抜く。その前，ケイは菫の名を呼び，ゲームに勝っていた。ケイは菫に2番目だが協力して欲しいといい。そして菫を呼び戻す…という話。
前回もちょっと書いた気がするが，菫が倒れたのは，咲良田の外から帰ってきたときに，能力が復活して，それまでのことを一気に見たから?…なにを間違っていたと思ったのだろう?。
ケイと美空が結ばれるのを延々見せつけられた気もするし，美空が菫に勝利宣言をするのを見せつけられた気もするし，ケイが菫に，お前は俺の一番じゃないけど，俺に協力しろといってるのを見せつけられた気もする(苦笑)。菫…どれだけ不幸な女だよ。というかケイがひどい。
とはいえ，ケイにはケイの大儀があるのも理解できる。たら浦地の両親が咲良田を守るために家族を崩壊させたのに比べ，ケイはしっかり美空と幸せになることを選んだわけで，ずるいよ，覚悟が足りないよ。将来がある若者だからかもしれないけど。自分はわがままだといいながら，両取りするとかずるいです。
美空，純粋な振りして，スカート短いよ…というのはともかくケイへの信奉ぶりが狂信的とも思えて，ちょっと引いてしまうのだけど，それほど嫌いじゃないキャラ。そういう意味じゃ同じ花澤声で同じく主人公大好きキャラの恋と嘘の美咲の方が私は好きじゃない(笑)。まぁでも菫の方が好き，可哀想に思うからっていうのもあるんだけど，悠木碧の喋りが良かった。
全体として…。面白かった。話がトリッキーで，謎や伏線がどういう風に回収されるのかが気になりワクワクしてみれた。芝居がかった台詞も結構わたしは好き。ただ冷静に考えると，主人公たちがやってることは，とても正常とはいえないような気もする。まぁそれも咲良田ゆえなんだろうけど。
これってSFなのかな?。SFなのかもしれないけど，機械が出てくるわけでもないし，超能力バトルといっても，見た目はすごく地味(宇川さんの能力を除く)。普通の生活をしてるようで，超能力でありえないことがおきているというバランス感はとても良かった。むしろミステリーを見てるような感覚。
良いものを見ました。どうもありがとうございます。
