高校生有馬たくやが,学校や町中をうろうろしていろんな人に逢う話(苦笑)。
20世紀の終わりに私をゲームに引き込んだのは菅野ひろゆきのゲームによるところがだいぶ大きいのだけど,その中でもっともアニメ化が可能であろうと思われるYU-NOがついにちゃんとした(笑)アニメになった。というわけで今期,もっとも私の期待が高い作品なのだけど,大好きな原作のアニメなので,冷静にコメントできる自信が無い。今回だってたくやがうろうろしていろんな女の子としゃべってるだけという,古臭いギャルゲーの序盤みたいな内容なのだけど,原作と近い構成なので,ニヤニヤして見てしまった。まぁ原作はもっと会話が長くて冗長なんだけどね。
それよりも原作の音楽の主要フレーズをふっと感じさせる控えめなBGMアレンジは結構面白かった。音楽の評価も高いゲームだったし。
マルチストーリやループもののアニメはいまたたくさんあって目新しさがあるかというと疑問だけど,90年代後期の当時にどれくらいあったのかはよくわからない。作品の前面に世界線の様な分岐を前面に押し出して来たのは珍しかったと思うし,今のアニメでもそこまでルートを画面に出す作品は無いよね。プロットや演出の面白さもあるんだけど当時の菅野ひろゆきの脚本は泣けるシナリオとして定評があったので,アニメ化において,それがどこまで再現できるかが,この作品を左右するかもしれない。
まぁそういうわけで,原作を思い出しながら視聴するので,意味不明な感想になるかもしれません。ご容赦を。