たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

私、能力は平均値でって言ったよね! 12話 (最終回)

龍にやられたマイル。前世の人生,アデルとしての日々が走馬灯のように思い出される。しかしそういう過去の自分に励まされ,復活。龍といっても全てが自分より強いわけではない,と反撃を始める。龍に一矢報いたところで,仲間の龍もやってくるが赤き誓いで力を合わせなんとか押しのける。龍が遺跡を掘っていた理由を聞くが教えてくれない。ナノちゃんも禁則事項として教えてくれない。なにか世界に重大な危機が迫ってるのでは?と宿に戻った後もマイルは心配でうなされる。一人で旅に出ようとするマイルに赤き誓いの3人もついてくるという話で終わり。
これまでチートで図に乗っていたでしょ?,自分より強い相手が出てきたらあっさり根を上げるのか?とも思ったが,なんとか立ち上がった。でもたまたま戦った相手が思ったより強くなかったという勝ち方は,なんだかなぁという感じ。他の3人は頑張ってレベル上げてるわけだから,マイルも少しはレベルアップしたということはなかったのだろうか?。
全体を通して。
昔のアニメのネタをたくさん混ぜ込んだ,軽いノリのファンタジーで楽しくみれた。でも,メーヴィスを除く3人の過去は重たいものなのに,あっさりとした描き方でちょっと驚いた。親が殺されたり,母親が妾にされていたりとかある世界だから,ヒロインたちが誰かに乱暴をされていてもおかしくないような世界観なんだけど…。重たい話を,とにかく軽い世界観の中で語るのが不思議な感じだったが,昨今のファンタジーものは,結構こういうの多いな,という気もしている。
昔のアニメネタが古くて,その辺は琴線に触れ面白かった。主人公が苦労しないというのは,最近の流行りだろうけど,最後の龍のところでも,それをやらなかったのは,あくまでもそういうノリなのかと思ってしまった。
ハンター養成学校に来てからを描いて赤き誓いのメンバー中心に描くのはいいのだけど,エクランド学園の友達3人もエンディングにまで出てきて,そっちの話をするのかと思いきや,結局思い出で描くだけというのも,現世も少し出てくるけど,それもそれだけ。なんか舞台装置だけ豪華で活用しないという描き方に違和感を感じだけど,これも原作に誘導する手段だろうか。アニメとしては蛇足だよなと思った。
まぁとりあえず,軽い話として徹底して描いたのは良かったと思う。楽しくみれました。