たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

虚構推理 12話 (最終回)

綱人七瀬を倒し,六花も負けを認めて姿を消す。琴子とは頭を使ったので1日以上爆睡。その間に九郎は紗季と会い,今回の件と九郎の琴子への気持ちを確認し,気持ちの整理をする。琴子は目を覚まし,九郎と紗季があったことに憤慨するが,九郎が琴子をちゃんと大事にしてると言われて照れる,という話。
綱人七瀬事件の幕引き。正直,人が死んでいるのにあっさりとしすぎという気はするが,紗季としてももう人の法では裁けないとの判断なんだろう。でも死んだ刑事に家族とかいたら悲惨だよね。まぁ結婚はしてない様だったけど。
それ以外は,なんだ,九郎はちゃんと琴子の好きなのね,というオチだった。これまで琴子が勝手に九郎にアプローチしてる,という様な雰囲気もあったが,そういうわけでもなかった。これまで九郎の心のうちはほとんど描かれてなかったが,これもこれをオチに持っていくためだったんだろうか?。
それにしても,話のクライマックスだったはずの琴子の綱人七瀬追い込みのシーンよりも,今回の様な琴子が紗季にヤキモチ焼いたりしてるシーンの方が面白いというのは,いいんだろうか?(笑)。
全体を通して。
かなり楽しめた。タイトル通り,派手なアクションではなく,頭を使う系の話だったのだけど,やはり虚構であり緻密な真実を重ねるわけではなく,口からでまかせで動かしていくというのは,ちょっと新しくて面白かった。まぁ時々口八丁で話を回す様な作品もあるけど。
それよりやっぱり琴子のキャラがとても面白くて魅力的だったといえよう。女の子の方から男にアタックするところから始まっていたし,元カノに嫌がらせをしたりとか,ヒロインらしくないけど,どこか可愛らしかった。まぁ正直事件自体よりも,琴子の日常の話の方が面白かったのだけど。
殺人とか死が絡んだ話ではあるのだけど,どこかコミカルで軽いところもあった。それが良いのかどうかわからないが,最近ちょっとそういう作品が多い。重いだけだと見る方がついていけないのだろう。
もっと続きを見たいが,原作のストックはどうなんだろう?。刊行は古い様だけど,あまり巻数もないってことは,もう新作は出てないってこと?是非続きを。