白鯨を倒し,ペテルギウスを倒し,エミリアとも和解したスバルだが,エミリアはレムのことを覚えてなかった。愕然とするスバル。レムはクルシュと一緒に行動中,魔女教の襲撃に会う。二人の大罪司教に襲われクルシュは腕を千切られ,レムは戦うが倒れる。大罪司教が去ったあと,スバルらが駆けつけると,レムは倒れていたが,目を覚まさず,皆もレムのことを覚えていない。スバルは一度自死し死に戻りを試すが,皆がレムを忘れてる時点にしか戻れない。パックから暴食がレムの記憶と名前を食べたことを聞く。クルシュは目を覚ましたが,記憶を失っていた。フェリスはエミリアを責め,エミリア陣営との同盟を破棄しようというが,ヴィルヘルムの反対もあり,そのままとなる。無力感に打ちひしがれるスバル。しかしエミリアはスバルを励まし,力になりたいという,話。
一期,と言っていいんだろうか4年前になるが,半年前に再放送?みたいのをやっていて,最終話を今期につなげる形に追加していた。そういう意味では,半年前の続きになる,というか,本当は3ヶ月前にそのまま始まるはずだった。2nd Seasonとなっているが,話数的には26話という風に続きになっている。そういうこともあり,特段1st Seasonの説明はなく,そのまま,話に入っていった。
そういう機会もあったので,半年前くらいに1st Seasonも見直していたのだけど,あらためて見ると,そこでのスバルはことごとく選択を間違い,さらに間違えた自分に反省することもなく,周りに当たり散らし,関係を悪くするということを結構終盤まで繰り返しており,非常に見ていて,主人公を嫌いになりそうな話だった。もう少し節々に,彼を好きになりそうなエピソードを入れればいいのに,最後の最後まであまりうまくいかないような感じになっており,その分最後にカタルシスを得られるような作りだった。
そういう意味でいうと,今回も,スバルがまずは落ち込むところから始まっているのだけど,以前のように,周りと反目するような言動をするのかと思ったら案外そういうこともなく,エミリアとの関係も悪くならなかったのは意外だったが良かった。せっかく味方も増えたのだから,変にこじらせずに,このまま行ってほしいと思うのけど,どうだろう。