デカダンスと繋がったものの起動できないカブラギ。しかしカブラギはフギンと対峙していた。フギンはシステムの具現化としてカブラギに無駄な行動だというが,バグだからか?という問いかけに意外にもシステムはバグとシステムの凌ぎ合いは想定済みで,それを持ってシステムをアップデートしているという。無駄でもやるというカブラギにフギンは去り,デカダンス起動。しかし最初の攻撃にもオメガはビクともしない。ナツメはパーツを集めカブラギを補助,ドナテロも時間を稼ぐなどみんなで協力し,デカダンスでオメガを撃つが,オメガは倒れない。オキシンも底を突く。絶望にひしがれるカブラギ。しかしナツメの顔が浮かび,リミッター解除。オメガを倒し,システムも空間消去を中止する。しかし瓦礫の下からはスクラップになったカブラギの本体が見つかる。三年後,ミナトは最高司令官として,ジルも技術者として復帰,デカダンスはアップデートして,農業やスポーツなどを楽しむ施設になっていた。タンカーと元々のサイボーグも共に生活をしていた。そしてナツメはフィールドでインストラクターをし,充実した生活をしていた。ある日,仕事後に自分に近づく影を見つける,…って話。
オメガを倒してもシステムがいるのに,どうやって畳むんだと思ったら。システムの方がバグは想定済みってことで,うまいこと言うなと思った。バグを許容してシステムをバージョンアップしたから,デカダンスもその後の形態になったってことだろう。
それにしてもフギンとの会話で,やっぱりドームの外では人間は暮らせないのだな,とわかってちょっとがっかりした。そっちの方に行くのかと思っていたから。もっともあれはイメージであれば,実際がそうなのかもわからないし,サイボーグが人間の観点で住めるかどうかを調査してるかどうかもわからない。
最初の方にあったリミッター解除が,最後に出てくるのもうまい伏線だと思った。まぁでもリミッター解除しても死ぬわけでもないんだよね。カブラギが死んだのは瓦礫に埋もれたからであって。
オメガの体から湧き出ていたガドルはどうなったんだろう?。そのあとの共存していたガドルか?,それともあれは滅んで新しく作ったのか?。オキシンが必要だからガドルいるよね,とは思ったが案の定牧場的な感じになっていた。でもうんこ掃除は大変そう。
パイプは結局でてこず,やっぱり他のガドルと一緒に滅んだんだろうか?。チップが残っていたってこと?。この辺もちょっと意外と言うか寂しい終わり方だったなぁ。人形として出てくるだけに。
最後のイラストでカブラギとナツメが抱き合っていたが,格好が昔の格好だったので,イメージだったのか,事実だったのかわからないが,それくらいは曖昧でいいんだろう。そもそもカブラギの素体も変わってるはずだし。
とても面白い話だった。全体の感想は別途書こうと思う。