たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

Vivy -Fluorite Eye’s Song- 13話 (最終回)

戻ってきたヴィヴィとマツモト。トアクの本部に行きすぐに事情を話し,協力を依頼する。トアクはアラヤシキを占拠し,そこからヴィヴィの歌を流す。ヴィヴィはあの始まりのステージで歌う。無事歌を歌い,AIは全てシャットダウン。衛星が一つ落ちたがマツモトが身を呈して止める。そしてヴィヴィもシャットダウンされてしまう…。という最終回。
ヴィヴィが歌って終了か,と思って,まぁその通りだったけど,ヴィヴィも止まってしまうというのは,想定外だった。AIが正常に戻ると言うより,ヴィヴィの解除コードはAIを全てシャットダウンするプログラムだったようだ。ナビが正常まま生き残っていたのは意外だったが,だったら,他にも正常なAIはいるんじゃないか?。
最後に目を覚ましたヴィヴィとマツモトは,なにかも幻か,イメージなのか。それともエリザベスみたいにバックアップから再立ち上げしたものなのか?。でもマツモトを知らないってことは,100年以上前のデータだよね。

全体を通して…。とても良かった。感動した。未来から使者が来て歴史をやりなおす,という話と,自分自身がループするという話と,あとAIの暴走,音楽で人を救う,というこれまでのアニメや映画であったものだけど,絶妙な配置で全てに必然性があった。そしてヴィヴィとマツモトが最初の頃と後の方で,少しずつキャラが変わって成長してるところが興味深かった。これまでの機械だと,あまりロボットは変化しないものだろうけど,ヴィヴィはかなり変わった。これもAIだからなんだろうか。最初の方の頑固で融通が利かないあたりもロボット的だし,最後の方は話をはぐらかしたり,最後には冗談をいう。これまでのロボットものと少しキャラの色付けが違ってるところが面白かった。
柿谷がサイボーグになっていたくだりがよくわからなかった。マツモトも調査していたんじゃないか?。あの時代に人の記憶を機械に移すという技術はあったのだろうか?だったらそういう説明をしても良かったと思うが。
あと最初の転送前のマツモトは洗脳されてなかったんですかね?,松本博士がうまくガードしていた?。
とても良かったとは書いたけど,13話は少し短かった気もした。まぁダレることがなかったのは良かったのだけど,描かれていたのが主にAIの方だけで,エステラやオフィーリアのこと。ヴィヴィと人間のふれあいがもう少しあっても良かったんではないだろうか?。歴史の修正点のところだけを描いていたけど,その間の日常もあっても良かったよなあとは,思った。まぁそれだけヴィヴィを最もみたかったと言うことです。
どうも良い作品をありがとう。