たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

カッコウの許嫁

高校生の海野凪は町の定食屋の夫婦の息子,一方天野エリカはホテル経営者の娘で富豪。この二人は同じ日に同じ病院で生まれいてて,実は,取り違いになっていた。接点がなかった二人だが取り違いが判明し,両親は実の子供と育ての子供どちらにも愛着があることから,二人が結婚すればいいと許嫁にしてしまう。しかのエリカの父は,二人が親密になる様にと,二人だけの家を用意し二人を住まわせてしまう。凪は高校で成績が万年2位の秀才だが,どうしても勝てない瀬川ひろに好意を持っていて,テストで勝ったら付き合って欲しいと言っている。また凪には中学生の妹がいて,彼女はブラコンで,血が繋がってないとわかった時に,結婚できると内心喜んだ。かくして凪と3人の女の子で,慌しい生活が始まるって話。
最初見た時に,都合がいい設定と思って,あまり腰を据えて見るつもりがなかったのだけど,見ていると結構丁寧に描かれており,だんだん面白く見れる様になった。高校生で許嫁で,同居とかだと,エロコメとかハーレムみたいになるのかと思ったが,意外に凪とエリカの間には,恋愛感情見たいのはほとんど表層化せず,友情か家族の様な距離感である。凪がひろのことを好き,でもひろには許嫁がいたりとか,凪とエリカは親が強制的に許嫁にしたこともあり,冷めているとか,微妙に恋愛が進展しにくい様な仕掛けがしてある。エリカがお嬢様であることのドタバタとか,凪のひろへの勉強での対抗心など,エロい要素にほとんどならない感じは良かった。
まぁ正直なところ,エリカのキャラがかなり気持ちよく,それで嫌にならなかったのかもしれない。一方こじんてきにはひろの方が思わせぶりだったり思い込みが激しくて,私自身は苦手だったが,中盤では話に絡んでこなかったので,それも良かったのかもしれない。
原作がまだ続いているので,4人の関係には決着がついてない。現状は凪もエリカもそして,妹も含めて恋愛というよりは,それを通り越して家族の様になっているのが,若い男女を描くのに恋愛より家族愛になるのかって点で,新鮮であった。原作で凪とエリカの関係が変わるとその辺は変わるかもしれない。
終盤で凪に血の繋がった兄がいていくえ不明だということがわかるが,進展は無し,原作で描かれてないからだろうが,少し気になる。
ということで感想は書いてなかったが,結構好印象でした。
まぁ単に鬼頭明里の声が好きで,エリカにいい印象を持っただけかもしれないのだけど。