2022年12月終了番組も,だいたい見終わったので,感想を書こうと思う。例によって面白かったと思う順に書いていく。
まずは,とても面白かった作品。
- SPY×FAMILY
- もはや社会現象になってるくらいだから説明不要だろう。原作も良いのだろうが,あらゆる方面で本気で作られており,高次元でバランスがいい。最近のジャンプは,本気でアニメを売ろうとしてる様で,多分結構予算つけてるんだろうなぁと思う。ただ前1クールに比べると,今クールはストーリ的には進展は少なかった様に思う。その分,日常アニメ的になっており,よりキャラへの親しみが持てる様になっていた。今期は夜帷のキャラがやっぱり一番印象に残ったか。ヨルさんって最近,殺しはやってないのだろうか?。
- 後宮の烏
- 昔の中国風の王朝の奥を舞台としたドラマ。寿雪という能力者の女性が,王宮での霊によるトラブルを解決するという話だろうけど,それよりも寿雪自身の事情が込み入っていたり,終盤に事実が明らかになっていたりとか,寿雪を中心に話が回っていた。寿雪自身が可愛らしく描かれており,魅力的だった。謎を多く残したまま終わったし,評判が良かったなら是非続きをやってほしい。
- ぼっち・ざ・ろっく!
- 私自身が学生時代にバンドをやっていたこともあり,どうしても厳しい目で見てしまうが,アニメとして新しい表現に挑戦しており,面白い作品だったと思う。ただし,ひとりのコミ症ぶりがちょっと痛すぎて,本気で悩んでいる人を笑い者にする様に受け取れたのは残念だった。まぁドラマとはそういう側面があるものだと言えばそうなんだけど。ひとりがギターを上手くなりたいというモチベーションよりも,友達を作りたい,自分を認めてほしいというモチベーションで動いているところは,ちょっと興味深かった。
以下,3作品は普通に面白かったと思う作品。
- 惑星のさみだれ
- プラネット・ウィズは成功したのだろう,水上作品のアニメ化として2クールで作られた。水上氏本人がシナリオ構成に入っていて,原作のテイストが存分に感じられて,水上ファンの自分としては大変楽しめた。熱い人情噺を,どこかゆるくやる感じ,壮大な世界設定という持ち味がうまく出ていた。
- モブサイコ100 III
- モブサイコ100も3作目。原作が終わっていたことは知らなかったが,ちゃんと最後までやってくれて嬉しかった。IやIIの時の様な大きな敵は出てこなくて,むしろ最後はモブ自身の問題と,結局ヒロインもしくは主役は新隆だったんだろうなぁというオチだった。前述のさみだれもそうだけど,大人がしっかり子供を導こうとしている作品は好感が持てる。
- 虫かぶり姫
- 実は腹黒でしたとかポンコツでしたとか,そういうのがなくて,純粋なお姫様が主人公で,しかも王子に熱愛されてるって今時こんな作品あるんだとむしろ新鮮で見ていた。主役のエリアーナは見れば見るほど,こんなやついねぇよ,って気もするだけど,まぁそれはそれで楽しかったが,このカマトトぶりは同性の嫌悪の対象にならないのかが心配だった。
- うたわれるもの 二人の白皇
- 無印の「うたわれるもの」が好きだったので,あのエンディングを回収してくれたのは嬉しかったが,物語としてはハッピーエンドでもなかったよなぁとは思った。中盤までは戦国ものみたいな感じで,終盤は世界のなりたちみたいになるのも,元の作品の通り。もう少し男女の仲てきな要素が強かった方が納得感があった気はする。
以下の作品は,そこそこ楽しめた,もしくはどこか光るところがあったと思う作品。ただそこまで熱中して見れなくて,話としてはちゃんと追えてない部分もあったりする。
- アキバ冥途戦争
- 最初気にしてなかったが,ネットでの評判を見て見だした。一応全部見た。メイドと冥途をかけて,メイドで任侠モノをするという話で,こういう世界観である理由はなく,普通にアキバでメイドは抗争をやってるという感じだった。ただこの作品のオープニングとエンディングの曲は,どちらも違う方向でトンガっていて,今期の作品ではもっとも「すげー」と思う曲だった。個人的は,拳銃でパンパンと撃たれてどんどん人が死んでいく作品は苦手なんだけど,まぁ任侠ものはそんなものだよねとも思う。
- 風都探偵
- 元になってる仮面ライダーは知らないけど,仮面ライダーのアニメ作品ということで,どんなのかと思ったら,バディものの探偵ものだった。結構しっかりとした探偵ものになっていて,コミカルで渋い作品だった。魔性のおんなとして出てきたときめが色っぽくて,でもすぐに可愛くなって,良かったが翔太郎とはまだプラトニックな感じだったのだけど,視聴対象は少し年齢が上の人を対象としてる様にも思ったので,しっかり恋人になればいいのにと思ってみていた。
- 名探偵コナン 犯人の犯沢さん
- コナンの犯人役である黒い人を主役にした作品。コナンに突っ込みたいところを代わりに突っ込んでくれる作品だった。軽く見れて楽しかった。
- 宇崎ちゃんは遊びたい!
- 宇崎ちゃんのうざさはちょっと苦手なんだけど,今回は,宇崎自身があたふたするところが多かった。今回は家族の話だった。
- 転生したら剣でした
- タイトル通りの設定で,この手の物に有り勝ちな,転生したらすぐにチートになる話。ただ,剣なので,その力を使うのはフランという女の子だったところが,蜘蛛とかスライムとは違っていた。剣は動けないからか,かなりおしゃべりで,ちょっとうざくて評価が下がったが,フランは,あざとい設定だなぁと思いつつ可愛かった。
- 4人はそれぞれウソをつく
- 超能力者,宇宙人,忍者,男という4人の女子学生が,お互いの秘密を隠して友達として過ごすというコメディ。設定で出落ち感があるのだけど,この作品超能力者ん関根が実質読者視点だよなぁと思う。
- Do It Yourself!!
- 女子高生が部活としてDIYをするって話で,焼き物とかと同じ様な感じだけど,AIが発達した近未来を舞台にしてるって点は面白かった。ただDIYを紹介するという作品ではなかった様に思う。
- 夫婦以上,恋人未満。
- 高校で夫婦実習があり,それまで喋ったこともない異性同士が共同生活をする,ってどういう設定だよと思う。昼間だけならともかく一緒に暮らすなら,絶対間違いが起きると思うが。主人公は人はいいけど,パッとしないモブ風の男で,幼馴染と相思相愛だけど,お互いには言い出せない,そして主人公は別のギャル風の女の子と実習が一緒になり,最初は形だけってやっていたが,だんだん惹かれていってというお約束。多少お色気シーンも多く,エロコメかという気もしたが,まぁラブコメとしておきましょう。男に都合が良い話すぎて引くと思ったんだけど,絵の色合いとか背景とかが独特で,そこは面白かった。
以下は,エロ枠。
- 不徳のギルド
- 女の子のあられもない姿を見る作品。まぁそうなんけど,ひたむきのひたむきぶりだけは泣けた。この子いい子だ。
- ピーター・グリルと賢者の時間
- 続編。女性たちがピーターの子種を目当てに寄ってくるって話は,イサギ良いが,そろそろ子供ができてもいい頃では?とか思う。もしかしてピーター,ない人なんだろうか?。
のこり,「ヒューマンバグ大学」,「ベルセルク 黄金時代篇 MEMORIAL EDITION」,「ポプテピピック 第2シリーズ」,「聖剣伝説 Legend of Mana -The Teardrop Crystal-」,「マブラヴ オルタネイティヴ 第二期」は全話見たけど,見た作品が多かったこともあり,あまり気を入れて見れなかった。絞り込んでじっくり見たら面白いと思ったかもしれないけど,残念ながら話を追っていくくらいとなってしまった。
以上,今期もずいぶん見た。今季は比較的良い作品が多かった様にも思うが,ちょっとプライベートも立て込んでいて,忙殺されてしまった。心に余裕がないと,エンターテイメントも楽しめないなぁと思い,ちょっと作品に申し訳ない気分になっている。次期クールはすこしは体制を整えていきたい。