たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

光と水のダフネ,シリーズ全体感想

ちょっと時間が経って今更感もありますが,せっかく全話見直したので,ダフネの全体の感想を改めて書きたいと思います。

非常に楽しく,わたし的には今期一番好きだったアニメです。始まる前後のことを思い出すと,番組開始寸前までHPが更新されてなく心配だったのが,始まると番組とホームページとうまく連携してやってました。でも,視聴者の最初の期待と番組の方向性がずれていたため,最初の数話はネット上ではあまり評判が良くなかったと思います。たしかに最初の3話くらいまでは,どういう番組かわからない感じがしました。でもグロリアが出てきたあたりで(笑),ギャグの方向性が確立され,それから安心して見られるようになった気がします。それでいて,随所に伏線も張っていて,最終回前の数話の急激な収束も見事としか言いようがありません。

良かったと思う点はたくさんあるので,以下に箇条書きにしてみました。あと見直して気づいた伏線(主にトニーですが)とか,各話の位置づけをちょっと整理したので,その下に書きます。長くてごめんなさい。

  • キャラの書き込みの丁寧さ。少ないキャラを何度も使い廻し,更にそのキャラにとってお約束のセリフを何度もはかせることにより,キャラの性格を完全に視聴者に把握させた。
  • メンバー毎のお約束ギャグを確立した。
  • レギュラーメンバーの性格がすばらしく良く(かわいい,または憎めない)愛着を持ちやすい。
  • ラジオネレイスが視聴者の好感度を上げるのに,重要な役割を果たした。
  • 立ち上がりの評判の悪さは,番組の性格を把握できず,違った期待をしてしまったためであるが,4話のグロリアの登場により,その誤解は一気に解けた。
  • 適度な量の伏線をほぼ全話に張り巡らせ,無理のない展開で全て,最終回へつなげた。単独のどたばたエピソードのようで実は次回か最終回(舞台設定)へつながるネタは必ず入っていた。
  • 終盤徐々に謎が解明するも,最終的な謎は最終回へ持ち越すことに成功した。また主人公が背負ったなぞも,本人に無理のない設定であった。
  • 服装については…,エロより…ギャグだったのかも知れません…。でもアレがなかったら週末の夕方にでも放送した方が良いような無いようだった気もするので,微妙です。
  • マイアは人気があったけど,萌えというよりは真に応援したくなるキャラという感じで,好感が持てた。

以下は,見直して気づいたことを各話毎に。

1話
実はオープニングが違っていた。マイアの試験を監視する海洋庁の人。マイアを監視するトニー。マイアのおまじない初出。トレジャーハンター兄弟2名(ウォン,チャン)登場。マイアのふて寝初出。不幸少女ぶり。マイアが両親と写っている写真は合成なのかしら?。レナ,静香登場。静香は銃が下手という設定。
2話
花岡登場。八木警部登場。木陰からマイアを見守るトニー。
3話
ネレイスの仕事紹介の回もとい静香紹介の回。何げにカムチャッカシティの地図が出てきました。静香は下町育ち。友人多し(後で何度も出てくる)。最後にグロリア登場。
4話
グロリア紹介の回。マイア顔面ズサー初出。水没都市のお宝といグロリアのセリフ。グロリア,ゲロ初出。最後にゆう登場。
5話
ゆう紹介の回。ゆうを尾行するマイア,さりげにトニーもいたりする。レナ色仕掛け担当判明。色仕掛けに弱い八木。ゆう動物好き。トレジャーハンター兄弟の三人目(リー)登場。
6話
つかさ,ネレイスと遭遇。マイアとつかさが喋っているシーンで後ろにトニー。マイア7,8年前のヒット曲を知らない。つかさも事情は知っている様子。
7話
花岡活躍の回。花岡の家庭登場。ゆかりの強力な性格。マイア台本担当初出。動物の密輸入犯罪組織(他の回でも出てくる)。ネレイスが使っているのがショックペイント弾っていうのをわかりやすく見せた。
8話
ミリィ登場の回。ミリィは元々静香の知り合い。A級ライセンスは海洋庁の受験に必須だったそうです。だからつかさも持ってるのか。ミリィのペンダント登場。アイの写真初出。グロリアのとりえは鉄砲。
9話
社員旅行を楽しみにするみんな。つかさ,グロリアにやられる(笑)。マイアまた台本担当。グロリア,シベリア旅行ゲット。「子供じゃないんだ。キスだけで終われるか」少年用にはできないギャグ。旅行を楽しみに水着を買いにいくグロリア(次回の扱いを考えると泣ける)。
10話
社員旅行。旅客飛行艇。マンモーくん。グロリア拘束。国によって公用語が異なる。翻訳機。静香大食い。レナ男遊び。ゆう,わりとまっとうな観光。マイアシベリアの街に見覚えが…。よくよく考えたら,ここではじめて路線が確定したともいえる。シベリアのダフネの樹登場。マイアの記憶喪失判明。
11話
マイアのむかし話,たっぷり。彼女の語りのシーンって何げに多い。ケビンとクレア登場。おじいさんの動いているところ登場。じいさんがマイアを観て泣く…真相を知ってみると泣ける。マイアに偽の記憶を海洋庁は植えつける。両親との写真は偽物。おじいさんの手の痣,描写。おじいさんのおまじない。海洋庁は偽の記憶を植えようとしていて,マイアは反発していた。種をわかってみると,マイアは偽の記憶と正しい記憶を区別していた様子。泣ける。マイアとつかさの出会い。おじいさん死亡。つくづく…最終回まで生きていれば…と思う(T_T)。おじいさんの「ダフネ」…との言葉…。ネレイスメンバ,マイアの過去探し。結局見つからず。この回は結末をしってみると結構感慨深い。ネレイスのメンバの情の深さ良く表現されている。
12話
世界観についてもろもろ語られる回。建国100年式典。108歳のお婆ちゃん(中屋敷ヘレナ)が語る空にはヘリ(100年前と変らず)。エルピダについてはじめて語られる。人混みにトニー。アイについて語るミリィ。
13話
ウォン・チャン・リー三兄弟脱獄,妹メイ登場。エルピダへの想い。潜水挺登場。潜水挺入手。マイア兄弟に拘束。脅迫ビデオ再び。
14話
よもぎ1号命名。深海でなぜか不安になるマイア。この回は何げに顔が違ってました。崩れているというより違ったかわいさというか。マイア後頭部ガツン。
15話
録画失敗していたので見直せませんでした(T_T)。シベリアに行ったはずだが。ネレイス森カツヤも登場。
16話
海洋庁,キム氏登場。海洋庁の対立を描く。キムはなぜかマイアを知っているマイアの成績が良かったとの発言。まぁ気休かも知れないけど。トニーがネレイスを助ける。8年前の事故は800人中3人しか助からなかった(目眩まし?)。つかさマイアを励ます。海洋庁は君を待っている(キム談)。カツヤ振られる。エンディング変更。
17話
ユウと赤ん坊の話。花岡の両親登場。グロリアの姉登場。
18話
静香の恋物語。犯罪組織のところでトニーに助けられるマイア。はじめて会話。
19話
トレジャーハンター兄弟妹登場。マイア拉致。よもぎ一号奪われるが,奪還。エルピダを目指す兄弟妹。宝があることになっている。エルピダの場所が明らかにされていない事が描かれる。見殺しにされるマイア(お約束)。生まれ変わっても兄弟でいようなとお決まりのセリフ。海底で兄の事を思い出すマイア。マイアを助けるトニー。
20話
この辺からシリアスへ。クレアとケイン再び。兄の存在を否定される。海洋庁の記録上の父と母を観るマイア,両親の名は水樹洋一と美恵子。つかさに海洋庁の試験が近いと言われる。おまじないされる。エルピダは「希望」という意味と教科書に書かれている。兄の他にもう一人女性の声。シベリアにいくマイア。森カツヤが助けてくれる(レナの根回し)。再びレナに振られる,森カツヤ。ダフネの樹を掘るマイア何もでない。トニーに助けられ。トニーを兄と思い込む,マイア。
21話
海洋庁模試。マイアふて寝。海洋庁情報局はマイアの記憶が戻ると困る。再プログラムということは一度されている。キムは保安局。トニーは保安局の人。静香撃たれる。マイア,ネレイスクビ。また職探し。ホテル,八木警部に包囲。マイア,犯罪団に襲われる。トニー現れるも,ミリィに助けられる。いつかみんなで浮上できます様に…とマイア語る。
22話
マイアの過去。コールドスリープカプセル。海底都市エルピダ。アイ登場。本当の両親,兄登場。誕生パーティでビデオを録画するマイア。ダフネの木の下にカプセルを埋めるマイアと兄。エルピダの前にノイモン(シベリア)にいたことを思い出す。トニー名のる。マイアがコールドスリープポッドから救出されたことを語るトニー。アイの写真を観て100年の時間を感じるマイア。マイア襲われ,さらわれる。さらったのは情報局。
23話
記憶の修正をした事を語るケビン。入試がマイアの事情で落されたことを語る情報局。ネレイスへいく,トニー。ネレイスを盗聴する,トレジャーハンター。マイアを救出する,静香とつかさとミリィ。潜水挺で去るネレイスメンバー。トレジャーハンターに頼み事をするトニー。エルピダの地図を送るケビン。
24話
最終回。すべてが明らかに

たしかに拾い損ねた伏線はないんだよなぁ…。たいしたもんです。
長々と失礼しました。読みにくいし…。