たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

凹村戦争 西島大介

軽くネタバレしますが…。

自分が住んでいる田舎町以外の日本,いや世界がすでに異星人に滅ぼされているかも知れない…という設定は,最近のアニメでもあちこち見掛けます(^^;)。この設定のリアリティというのは,自分が認識している世界以外の世界が存在するか?に通じるものがあります。つまり,わたしがみてない世界は実は存在しない。唯心論*1ってやつです。でも唯心論と違うのは,唯心論は実は自分がみてない(つまり町の外)は存在しないのだけど,これらのアニメで良くみる話は,存在はしているって事(とんでもない世界として)。

そういう意味じゃ,今のセカイが偽りのセカイであっても,そのセカイは確固として自分の対外に存在しているわけで,それはそれで救われているのではないですか?とか思ってしますが。まぁそれはいいとして。

そういう意味で言うと,このマンガはその見えないセカイがあることを描いておきながら,そのあとの扱いは,結構真剣に対峙しているようでしてないようで…ってところが世見所です。だから詳しくは書きません。でも,上記の唯心論のつらさをある程度和らげている気がしないでもありません。

*1:唯識論の方が正しいか…。この辺用語間違ってるかも知れません