たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

鈍感主人公

人魚のくるぶしさんがDearSの9話感想で「もう、鈍感主人公ってのはヤメにしませんか」と書いているを読んで激しく同意してしまいました。
幼なじみがいて,実は幼なじみは主人公に好意を持っていて,主人公は全く気づかない,もしくは部活やクラスメートの異性に好かれていて,全然気づかない…っていう主人公,やたらアニメやゲームに多い気がしますが,よくよく考えてみたら*1あまりにリアリティが無い気がしてきました。
リアリティがなくても,ネタ的におもしろければストーリになりますが,多すぎると「またか」と思うのは当然です。リアリティという意味じゃむしろ「幼なじみの気持ちには気づいているが,いまの距離感が心地好くて変えたくない」とか「他に好きな人がいる」とか「好きになれないけど,傷付けたくない」とかいう風に悩むのがリアルな青少年ではありませんか?。もしくは「本当は好きじゃいけど,他にあてもないから妥協してリビドーの受け皿になって貰った」なんて言う方が,よっぽどダークでリアルです(^^;)…。それにお互いの気持ちに察しがついていても,どういう風に付き合っていいかわからないのが高校生くらいだったりするし*2,いや大人だって「どうしようかなぁ…」と悩む期間があって,そこが恋愛の醍醐味のような気がします。ゲームとかアニメってむしろお互いの気持ちに気づいてからは一直線…ってパターンが多いんですが,本当はそこに物語を膨らませる要素はたくさんあるわけで,ちともったいないなぁ…と思うのです。
…いや違うか,好きと気づいて,前に進めないのは主人公が悩むわけで,悩む主人公自体があまり描かれてない…ってことになるような気がしてきました。だから最近の男性キャラは薄っぺらいのか…。

*1:ってうか自分にそういうシチュエーションが無かったのでorz,考えたこと無かった

*2:ボッカと小夜子とか