たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

分類

読一のオタク生活25年+さんとか,
http://navy.ap.teacup.com/yomi1/348.html
たなか日記(暫定)さんとか
http://diary2.cgiboy.com/2/namaste/index.cgi?y=2005&m=4#17
とかで分類をやっているのが大変おもしろく興味深い。わたしも何か分類を考えちゃおうか…とか一瞬思いましたがセンスがないので止めますorz…。
しかし,話が変わりますが,人間ってつくづく「分類する」のが好きな生き物ですね,っていうかこれ本能ですね。だいたい人間は「名前をつける」事によって理解した気になる生き物です。大量のデータを混沌とした状態で保持するのは苦手で,ある程度混沌度(エントロピー)が増すと分類して情報量を落さないと気持ち悪いのでしょう。で,うまく整理した(名前をつけた)時に快感を感じると。
養老先生が「名前をつけるとは切ることである」とおっしゃってますが*1,名前をつけるというのはすなわち分類することです。でも実は分類するときは境界線を明確に引くというよりは,むしろ「典型」,つまりその分類の中心を決めてわける…と言うことの方が多いように思います。なので実際は境界でどっちにも入る作品やどこにいれたらわからないものも大量に出てきます。
わたしは音楽を聴くのが好きなので,この辺の話は音楽のジャンル分けで良く感じてます。ジャンルっていうのは典型的なもので決まってるので,良く「○○はどっちだ?」とか議論になりますが,そういう境界にあるものは合意がとれるような結論は出ません。如何に定義を作ろうとしても。
そういう意味でいうと,上にあげたお二方はある程度定義らしきものは述べられてますが,例を挙げることによって典型を示してますから,とてもわかりやすいです。まぁ実際典型を中心にして分類されていったのでしょうけど…。
#アニメと関係ない話ですみません。

*1:著作唯脳論でだったと思う