暦と扇の会話劇。この世界は暦が入り込んだ鏡の世界ではなく，鏡から暦が引っ張り出した世界だった。暦がこれまで置き去りにしてきたものへの心残りが作った世界，というオチ。
これまでのいくつかの奇妙な出来事が扇の単なるいたずらとわかって，がっくし感。
相変わらず抽象的でわかりにくい。描いていたものがなんだったのか，理解できてるのか。っていうか，心残りって，作者が描きたくてボツッたネタじゃないよね(w。あと，最後にガハラさんに心残りはないっていうのは，つまりは，他のヒロインたちにはあるってことで，ひでーな暦，とか思った。最初にガハラさんを選んで，他の女性と結ばれなかったっていう後悔ですか?(ｗ。
…全体を通して，よくわからなかった。でも楽しかった。いつも通りの物語シリーズのテイストだけど，演出はどんどん過激になってるなぁ。会話劇とか謎とか，いろいろあってどこまでがネタでどこが本気なのかよくわからないけど，まぁでも，今回は鏡の裏返しというネタは面白かった。
シリーズが終わってもう見れないという寂しさをこういう風にいつまでも解消してくれるのは嬉しいです。
