たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

SSSS.DYNAZENON 12話 (最終回)

怪獣になり暴れるシズム。優生思想のみんなも取り込む。ガウマは体調が悪く動けない。ナイトが戦うが,他のメンバーも集まり,戦う。最後はガウマものり,ダイナゼノンから合体で怪獣を倒す。戻ってくるみんな。そこにガウマの姿はなかった。三ヶ月後,ナイトたちはゴルドバーンを連れてさる。暦は就職し,そんな暦に悪態をつくチセ。蓬と夢芽は高校の学祭で仲良くやってるって話。
優生思想への才能を開花させた蓬だったが,シズムの誘いを断り,現実の不自由を選択する。ガウマはミイラとして消えていく。ガウマが大切にしていた三つ目は何だったんだろう?。
暦とムジナはいい感じになるのかと思ったけど,結局距離を縮めることができなかったねぇ。
夢芽は,元々は協調性がある子供だったみたいだけど,最後はクラスで浮いてる子になっていた。嘘の約束をしていたのは姉のことだったのかと思ってたのだけど,それを克服しても,他のクラスメイトと仲良くなるわけじゃなく,クラスに対してもあくまでも蓬経由でってあたりは,なんか面白い。夢芽に限らず,暦もチセもだけど,みんなある意味社会からは外れて自分に閉じこもっていたのに,ガウマにはすごく積極的に協力していた。蓬が一番嫌がっていたくらいで。そういう意味では,ガウマは,彼らの立場を変えるためにやってきたのかもしれないなぁと思った。

全体を通して。前作のSSSS.グリッドマンの続編だったので,怪獣モノで,あと世界観とかに仕掛けがあるのかと思ったけど,少し違っていた。怪獣はよくわからなかったというか,優生思想も過去の話も,そこまで明確には語られてない。むしろ夢芽や蓬,暦,チセのなんとなく社会に馴染めない若者たちの話だった気がする。だから,すごく彼らの心情の変化が丁寧に描かれているという印象だった。夢芽と蓬の関係はすごく繊細に描かれていたし,暦の稲森さんとムジナと何かありそうで結局何もないあたりとか,なんか面白かった。
怪獣の作画もグリッドマンの時ほど着ぐるみぽくなく,それよりダイナゼノン とかの合体シーンが戦隊モノぽいという印象だった。
青春群像劇としてとても良い作品だと思いました。
この後のプロジェクトも続くようなので楽しみです。