たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

BEM

感想は書いてなかったが,配信で全部見た。
いわゆる妖怪人間ベムのリメイク物。妖怪人間ベムって,有名な作品でなんども再放送で見てる気がするが,アニメのちゃんとしたリメイクって3回目なのね。ちなみに10数年前のリメイクは見てない。その近辺にあった実写物のリメイクは見ていた。そのリメイクは,まぁオリジナルのストーリや設定に近いけど,妖怪人間と人間の刑事との心の交流を描いたようなオチだったように記憶してる。
今回のBEMをみて最初に驚いたのは三人の人間時の設定が大きく変わっていること。ベムはそうではないが,オリジナルでは人間としても怖い顔のおばさんだったベロが,高校生くらいの可愛い少女に変わっていること。またオリジナルでは純真無垢な小児だったベロが,ゲームセンターに入り浸り無口な中学生くらいの少年になっていたこと。まぁ確かに言われてみれば,こっちの方が今風である。オリジナルのベラとベロは人間形態時も怪物のような外見だったからなぁ。まぁでもあの決してカッコイイキャラだじゃないところが良かったんだけど。そういう意味では今回の三人はよく人間化けてる。
ベラとベロの設定が変わったことにより,主に人間とよく接するのはこの二人で,その分ベムがあまり活躍しなかった気がする。まぁオリジナルも結構ベロが人間と関わって話が回るようなところがあった。今回はどちらかというとベラが結構いろいろやっていた気がする。
一方で定番の人間側の方の理解者はベムが関わりを持つ感じではあった。
単体の作品としてはそこそこ面白い思ったのだけど,妖怪人間ベムというと妖怪人間ベムらしさみたいのも欲しく,ちょっとその辺はものたりなぁという気はした。オリジナルのジャズ風の歌が変わっていたのもちょっと残念。椎名林檎みたいな曲だと思ったら,坂本真綾が林檎の曲を歌っているとあとで知り驚いた。これはこれで豪華なメンツなんだけど,やっぱりオリジナルの曲を作中でもいいからかけて欲しかった。
ということで,オリジナルのアクを抜いて見やすくはなっているけど,その分,ちょっと普通な感じでした。でも面白かったと思います。まぁこれくらいキャラ変えるなら,まだ何回もリメイクして,その度に違うキャラにしたらどうでしょう?。鬼太郎のネコ娘みたいに。