たろぁーるの日記

たろぁーる氏が書いているぶろぐ。主にアニメとかマンガとかテレビの感想と一人言。ネタバレ結構あります。

星合の空 -ほしあいのそら- 12話 (最終回)

一回戦で強豪校に勝利した眞己と柊真のペアは前回の優勝ペアと当たってしまう。当初格の違いを見せつけられ,手も足も出なかったが,気をとりなおし,試合を楽しむという眞己たちののびのびしたプレイに優勝ペアは追い込まれる。しかしやはり強く,善戦したものの敗退する。眞己と柊真は周囲から喝采を受け,ソフトテニス部の士気も上がる。というエンディング。
であれば,いいのだけど,柊真の母親が離婚を柊真に告げる。眞己の父親が再び現れるというエンディング。2期の予定はなし。怪訝に思いネットで情報を調べたら,そもそも分割2クールで制作を始めたが途中で1クールに変更になり,構成を変えなくてそのまま放送したとのことだった。まぁでもCパートがなかったら,尻窄みながら,とりあえず気持ちよく終わったのに,あれのせいで,尻切れ感になってしまったよねぇ。あれはあれで2期を期待する声を高めるための戦略なんだろうか?。
とりあえず2期の予定がないので,これで全体の感想とするけど,テニスの話は丁寧に描かれており,部活モノとしては面白く見れた。しかし生徒たちと親の関係は,いずれもいびつであり,どちらかというと親の方に問題があるように描かれていた。結局のところ,これについてはどの家庭においても解決されず,息苦しさだけが残った。あとソフトテニス部の廃部問題も,課題をクリアしてるので多分片付いているんだろうけど,明には語られてないのも気にはなる。個人的には家庭内のDVやネグレクトなどの問題の話を好まないので,見ていてしんどかった。しんどかったけど,それはそれでリアルに描けてるということなので,作品としてはシリアスなテーマを扱ってるということなんだろう。それだけに,きちんと最後まで描かれなかったのはもったいない。アニメとしての質は高いと思うので,2期があることを期待したい。